子どもの成長にケンカは必要?効果的な親の対応方法4ステップ

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こんにちは。

現役保育教諭の のん(@non_writer) です。

 

ケンカが成長に必要なのであれば、余計な口出しをせずに見守りたい。

でもどんどんエスカレートしていくし、本当に見守っているだけでいいの?

このような疑問にお答えします。

 

子どもの育ちを熱心に考える親心はいつも複雑です。

ケンカを見守るべきか、介入するべきか。

本記事を読んでポイントを押さえておけば
子どものケンカを成長に必要な体験へと変えていくことができます。

本記事の内容

・子どもがケンカをする理由

・ケンカが子どもの育ちに必要な理由

・ケンカの対応4ステップ

それでは、子どものケンカについて一緒に学んでいきましょう。

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子どもがケンカをする理由

子どものケンカは、意欲のぶつかり合いが原因です。

「ぼくがこのおもちゃを使いたい」とか
「わたしがここに座りたい」とか
「〇〇したい」という気持ちが他者とぶつかり合うことでケンカが起こります。

この「ぼく(わたし)が!」という気持ちは【自我】とも呼ばれますが
子どもの発達にとって非常に大切なものです。

なぜなら子どもの成長は常に
この「〇〇したい」という意欲が起点になるからです。

「〇〇したい」

  ↓

行動する

  ↓

成長する

保育の現場でも、子どもの意欲をいかに引き出すか
熟考した上で環境を構成しています。

それほどまでに、子どもの意欲は守るべきものであり
そこから派生するケンカもまた大切に扱うべきものなのです。

ではケンカで子どものどんなところが育つのか、みていきましょう。

 

ケンカで育つ子どもの心

ケンカで育つのは、子どもの心です。
心は目に見えないのでわかりにくいですよね。

以下の3点を意識しながら子どものケンカを観察することで
子どもの育ちが見えてくるようになります。

・自分の意見を主張する

・相手の気持ちを理解する

・気持ちに折り合いをつける

どんな姿がどんな育ちにつながっているのか
おもちゃを使いたい場面を例にあげて解説します。

 

自分の意見を主張する

「ぼくが使いたい!」

自分の意見を主張できるのは、以下の力が育っているからです。

・自分の気持ちを言葉で表現する(コミュニケーション力)

・問題を自分で解決しようとしている(主体性)

自分に自信がない子どもは自己主張できません。
「ぼくが!」「わたしが!」と主張できるのは
素晴らしいことなのです。

「ぼくが使いたい!」と主張できない子への対応

 

①「使いたいね」と気持ちを言語化する。

②「ぼくも使いたいからかしてって言ってみよう」と言い方を伝える

③そばで見守り勇気づける

④言えたら「言えたね」と認め、言えなくても「次は言えるといいね」と勇気づける

 

相手の気持ちを理解する

「自分も使いたいけど、相手も使いたいと思っているんだ」

相手の気持ちを理解できるのは、以下の力が育っているからです。

・相手の言葉を理解できる(コミュニケーション力)

・相手の気持ちをイメージできる(想像力)

ケンカや仲直りという経験を重ね
親に自分の気持ちをじゅうぶんに受けとめてもらった子どもは
相手にも気持ちがあることを理解していきます。

相手の気持ちが理解できない子への対応

 

①子どもの気持ちを言語化する

「〇〇はこのおもちゃを使いたかったんだね」

②相手の気持ちを言語化する

「△△も使いたいんだって。おんなじ気持ちだね」

自分の気持ちがわかり
相手の気持ちもわかる。
その時はじめて「じゃあ、どうしようか」と考える力をつけていきます。

 

気持ちに折り合いをつける

「使ってもいいよ」とおもちゃを貸してあげる。
「時計の針が 5 になったら交換しようね」と双方が納得できる解決策をとれる。

自分の気持ちに折り合いをつけることができるのは、以下の力が育っているからです。

・解決策を考えることができる(思考力)

・相手の気持ちを考え、自分の気持ちを調整する(道徳性)

※注意点

親に言われて仕方なく貸してあげる…ではなく

自分で考え、自分で解決する力を養っていくことが大切です。

子どもの育ちを考えた上で
親の助言・提案はOKですが
指示・命令はひかえた方がいいですね。

気持ちに折り合いがつけられない子への対応

 

①「どうしても使いたいんだね。」と気持ちを受けとめる

②「まっててね、って言ってみる?」と提案する

③「時計の針が 5 になったら貸してあげようか」と一緒に解決策を考える

上記のような対応を重ねることで
少しずつ自分の気持ちに折り合いをつけられるようになっていきます。

 

効果的な親の対応方法4ステップ

目の前で子どものケンカがはじまりました。
お互い自己主張しあっています。
さて、どうしましょう。

親としてとるべき対応は以下のとおりです。

ステップ1. 見守る

ステップ2.「手伝えることある?」ときいてみる

ステップ3. 双方の気持ちを受け入れる

ステップ4. 一緒に解決策を考える

ステップ1から解説していきます。

 

ステップ1. 見守る

子どものケンカはすぐに止めず、見守りましょう。

「見守る」ときくと
口出しせずに「見ているだけ」と勘違いしてしまいがちですが
実はこのような意味があります。

※「見守る」とは…

子どもの様子をよく見て

必要に応じて助けること

前述したように
子どもはケンカをしながら

自分の意見を主張したり

相手の気持ちを理解しようとしたり

気持ちに折り合いをつけようとしたり

脳をフル回転させ
心を揺さぶられながら
成長をしています。

そんな子どもの育ちをイメージしながら
ケンカしている様子を観察してみましょう。

そして「今、この子には助けが必要かなぁ」と感じたら
次のステップへ進みます。

 

ステップ2.「手伝えることある?」ときいてみる

親が「今、この子には助けが必要かなぁ」と思っても
子どもは「まだ自分でがんばりたい」と感じていることもあります。

親の思いだけで手出しをするのは、余計なお世話というものです。

なので、一言きいてみましょう。

 

「手伝えることある?」

 

もし子どもが「ない」と断るのであれば、もうしばらく様子を見守ります。

助けを求めてくるようであれば次のステップへ進みましょう。

※注意点

傷つけるような暴言や暴力は

迷うことなく止めにはいってください。

 

ステップ3. 双方の気持ちを受け入れる

子どもたちの間にはいったら
ひとりずつ話を聞きましょう。

子どもの話に対して
親の意見をはさみません。

「うんうん、そうなんだね」
子どもの気持ちを受け入れます。

「それは違うでしょ」と思っても
そうは言わずに
「〇〇はそう思ったんだね」
ただただ受け入れてくださいね。

自分の気持ちを受けとめてもらうと
子どもは安心します。

気持ちが落ち着いたら
最後のステップへと進んでいきましょう。

 

ステップ4. 一緒に解決策を考える

子どもたちの気持ちが落ち着いたら
きいてみましょう。

「じゃあ、どうしよっか」

子どもたちが自ら解決策を出せるのなら
問題ないですね。

もしそれが難しいのであれば
親から提案してみましょう。

「□□するのはどう?それとも◇◇という方法もあるけど」

ポイントは選択肢をもうけるという点です。

親に言われたから、ではなく
自分で決めたと感じられることで
納得してケンカを終えることができます。

 

ケンカのおわりは子どもが決める

ケンカは双方が納得したら終わります。

親はついつい「ごめんね」と言わせたくなりますが
「ごめんね」は仲直りの手段のひとつであって
唯一の方法ではありません。

子どもは話しているうちに
問題自体どうでもよくなってしまったり
ちょっとしたきっかけでお互い笑ってしまったりすることもあります。

そんな時は
話をきれいにまとめる必要もないし
「ごめんねは?」とわざわざ謝らせる必要もないのです。

最終目的は親がスッキリすることではありません。

子どもがはじめたケンカは
子どものタイミングで終わります。

 

おわりに

子どもにとってケンカは
自己表現と他者受容の体験となります。

他者との関わりあいの中で生きていくわたし達人間にとって
自己表現も他者受容も欠かすことのできない力です。

大人になってから人間関係で困ることのないよう
子どものうちにたくさん経験を重ねて
人と関わる力を育んでいきたいですね。


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