中間管理職のストレスが限界…辞めたいと思った時の対処法5選

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こんにちは!子育てキャリアナビ編集長の3boysパパ(@3boys.papa)です。

管理職のストレスを軽減する方法ってないの?

と悩んでいる管理職の方って意外と多くないですか?
この記事を読めば、

この記事を読めばわかること
・管理職がストレスを感じる原因
・ストレスで管理職を辞めたいと感じた時の5つの対処法
・管理職を辞めたあとのキャリアパス

の3つが具体的にイメージできるよになります。

管理職のストレスの原因の半分は思い込みだったりします。

その思い込みを排除するコツだったり、ストレスを軽減するための具体的な対処法について解説していきます。

なお、この記事を書いている僕は上場企業の部長職やスタートアップのボードメンバーなど管理職経験が豊富にありますし、育児との兼ね合いで管理職を降りたり経験もあります。

これらの実体験をベースに書いているため、管理職のリアルに踏み込んだ記事に仕上がっています。

管理職を辞めたいと悩む皆さまが何らかヒントを得られたり、少しでも気持ちが楽になるように記事を書いているのでぜひ最後まで読んでみてください。

なお、管理職を辞めた方のインタビュー記事も人気なので、よろしければどうぞ!
【子育てと仕事の両立をインタビュー 】管理職を辞めた経験から得られたもの

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管理職が感じているストレス要因をデータから読み解く

管理職をやっていればストレスが大きいので1度や2度は管理職辞めたいと思ったことがある方も多いのではないでしょうか。

実は、僕もそのひとりだったりします(笑)

Twitterで検索してみると、

たくさんいますね…笑。

ではなぜ、多くの人が管理職を辞めたいと考えるのでしょうか?

まずは統計データを見てみましょう。


出所 : 中間管理職の8割超が「上司との関係」「仕事量の多さ」などで勤務先にストレス。働き方改革では改革できない現場の状況とは?

マンパワーグループの調査によると、ストレスの原因の1位は上司との関係(47.0%)で、全体の50%近くを占めています。2位は仕事量が多い(36.4%)3位は仕事内容(33.6%)が、30%台で続きます。4位以降は、取引先との関係(17.9%)異動や昇進(17.0%)後輩との関係(16.1%)長時間労働・休暇が取りづらいなどの労働環境(16.1%)となっています。

この調査を読み解くと、管理職のストレスの根本原因は以下の3つに集約されると考えられます。

管理職でストレスを感じる根本原因
・1位 : 人間関係(上司・同僚・部下はもちろん取引先含む)
・2位 : 仕事量の多さ
・3位 : 仕事内容

さらに追加で僕の周囲の管理職経験者数人にストレスや不満を感じる原因をヒアリングしてみました。

管理職でストレスを感じる原因をヒアリング
 働く時間は長くなるのに残業代が出ない
長時間労働のため、家庭やプライベートの時間を大切にできない
業績や成果のプレッシャーが平社員時代の比ではない
上司と部下の板挟みに合うことが多い
部下を叱るなど人に言いにくいことを言わなければいけない憂鬱な機会が多い
ちょっとした発言が、セクハラ・パワハラと言われることが恐怖
『あるある』と思った方も多いのではないでしょうか?

アンケートデータと大きな相違なく、管理職へのストレスの原因は、人間関係・仕事量の多さ・仕事内容に関する意見が多かったです。

この記事を読んでくれている方は、管理職にストレスを感じていて『自分が管理職に向いてないのでは?』と自信をなくしている人も多いと思います。

ですが、向いていないわけではなくストレスを感じているだけかもしれません。

向いてないと決めつける前にコンピテンシー診断などでマネジメント資質を診断してみることをおすすめします。

なお、そもそも管理職になりたくないという人が増えていますが、管理職を目指さないキャリアについて書いた記事もあるので良かったら参考にしてください。

出世して管理職になりたくない人は増えてるけどキャリア的にどうなの?

管理職を辞めたいと思ったら真っ先に試して欲しい対処法5選

次は、管理職を辞めたいと感じた時に試してい欲しい対処法を解説します。

対処法を解説する前に、1点だけ。

『もう我慢の限界』と感じている人は迷わず転職してください。

対処しているうちに心や身体が病気になってしまっては取り返しがつかないからです。

僕自身が我慢しすぎて、病気に近い状態になった経験があるので、この点は強くお伝えします。

現職で管理職に抜擢されているあなたであれば、社外でも評価されるはずですし、転職することは難しくないはずです。

管理職の転職は『リクルートダイレクトスカウト』と『ビズリーチ』の2つに登録しておけば安心です。

登録がまだの方は、5分で登録できるので、今すぐ登録だけはしておきましょう。

リクルートダイレクトスカウト公式サイト :

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なお、転職を考えていない場合でも、社外の市場価値や転職先企業候補のイメージを持っておくことは極めて有益です。

自分の市場価値のイメージつかない場合は『ミイダス』で簡単に調べられます。

では、本題に戻します。

たくさんの管理職を見て気がついたのですが、管理職になる人は責任感が強い人が多いためか自分で自分を追い詰める癖があります。

自分で自分を追い詰めることを辞めるだけで心が軽くなったり、状況が好転するケースを過去に何度も見てきました。

上記も踏まえて、試してほしいことを5つお伝えします。

管理職辞めたいと思ったら試して欲しいこと5選
①『自分の力だけでやらなればならない』という思い込みを捨てる
②上司・同僚・部下など誰でも構わないので助けを求める
③社内に1人でいいから友達を作る
④コーチングを受ける
⑤自分の右腕となるメンバーを採用or育成する

管理職の仕事に強いストレスを感じている方は1つだけでも良いので、是非試してみてください。

①『自分の力だけでやらなければいけない』という思い込みを捨てる

よくある思い込みの例として、以下のようなものがあります。

この案件は、自分(もしくは自分のチーム)だけの力で解決しなければいけない…

これを失敗すると自分のせいで周囲に大きな迷惑がかかってしまう…

(具体的な指示は受けていないが)この案件は、自分が何とかしなければ…

この例のように、思い込みで自分を苦しめている管理職の方は多いです。

会社や上司は、問題解決を望んでいるのであって、あなただけの力で問題を解決して欲しいわけではないのです。

責任感からくる思い込みで、自分を苦しめていませんか?

少し肩の力を抜いて、深呼吸しましょう。

自分で自分の期待値を上げる前に、周囲に自分に期待していることを具体的に聞いてみましょう。

自分が思っているほど多くのことを期待されているわけではないことがわかるはずです(笑)

そうすると、手を抜いても大丈夫な仕事や人に任せられる仕事が見えてくるので、ずいぶん楽になるはずです。

②上司・同僚・部下など誰でも構わないので助けを求める

2つ目は周囲に助けを求めるです。

僕はこれが苦手ですが、効果高めです。

管理職としてうまく立ち回れていない時は周りが敵ばかりに見えます。

しかし、よく考えてください。

同じ会社の人って、本当は仲間のはずですよね?

思い切って上司・部下・同僚に助けを求めてみましょう。

相談に乗ってくれたり、仕事を手伝ってくれたり、人を紹介してくれたりするはずです。

実際に困っている状況が好転することも嬉しいですが、何より仲間がいることがわかるとホッとしますよね

勇気を出して周囲に『助けて』と言うだけなので、ぜひやってみてください。

もし助けてくれる人が誰もいなかったら、その会社は辞めたほうがいいと思います。

その厳しい状況を打開できる可能性がほとんどないからです。

③社内に1人でいいから友達をつくる

社内に3人の友達がいるだけで人生の満足度が96%上昇するというデータがあるのをご存知でしょうか?

社内で心を許すことができたり、仕事以外でも一緒に遊びに行ったり休みの日に会ったりするような友達を3人作っておくだけで人生の満足度が96%も上昇するというデータがあるそうです。

このデータから社内に友達がいることの影響の大きさが解ると思います。

この影響は管理職にも通ずる部分があると思ってまして、僕の経験上社内に友達が1人いるだけでストレスは半減します。

理由は管理職が辛いと感じている気持ちを吐露できるからです。

1人でも職場で自分のことを解ってくれる人がいるという事実だけで救われる部分は大きいです。

④コーチングを受ける

4つ目はコーチを受けるです。

僕は仕事で悩んだ時は必ずコーチングを受けるようにしています。

仕事で悩んでる時は視野が狭まり目の前のピンチを切り抜けることで精一杯になりがちですが、コーチから本質的な問いを通して視野が広がったり目線が上がることが多いです。

『仕事ができる先輩に相談するじゃ駄目なの?』という声が聞こえそうですが、もちろんそれでも構いません。

大事なことは俯瞰して自分や自分が置かれている状況を把握して、打開策を検討することだからです。

近くにそういう頼れる先輩などがいる場合は、是非その方に相談に乗ってもらいましょう。

もし周囲に相談できる人がいない場合は、有料のコーチングサービスを利用するのが良いと思います。

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⑤自分の右腕となるメンバーを採用or育成する

最後は、自分の右腕となるメンバーを採用or育成するです。

採用や育成が大事なのは解っているけど時間が取れなくて、後回しにしていませんか?

採用と育成を後回しにするといつまで経っても楽になりません。

管理職はチーム戦です。全てを自分1人でやろうとする必要はありません。

自分の右腕となるようなメンバーを採用したり育成することで強いチームを作ることも管理職の仕事です。

人事任せにせず、自ら採用・育成に注力することで中長期的では自分に返ってくるので、しんどい時こそ採用と育成を頑張るというのが自分のスタイルです。

管理職を辞める『メリット』と『デメリット』

続いて、管理職を辞めるメリット・デメリットにも触れておきます。

管理職を辞めるともちろんストレスから解放されるなどのメリットもありますが、デメリットもありますのできちんと理解した上で決断しましょう。

管理職を辞めるメリット
管理職特有のストレスから開放される
プレイヤーに戻れるため、専門性を高めるなどキャリアの選択肢が広がる
仕事の時間が減少してプライベートが充実する
管理職を辞めるデメリット
役職手当がなくなるため減給したり、その後給与アップしにくくなる(日本では管理職のほうが収入が高くなりがち)
降格させられて可愛そうという周囲の目が気になったり、惨めな気持ちになることがある
 転職する時に管理職を降格させられた人と見られるため、評価が下がるケースがある
金銭的なデメリットが発生するケースも多いので、特に結婚されている方はご家族にも相談してから決断しましょう。

管理職を降りたあとのキャリアパスは3パターン

管理職を降りた場合、気になるのがその後のキャリアパスだと思います。

結論から言うと大きく3パターンに分かれると考えます。

MEMO
①専門職にキャリアチェンジする
②別の会社で管理職として再起する
③フリーランスとして独立・開業する

僕自身が管理職を降りた経験があり、実は①〜③全て経験しています。どのキャリアパスがおすすめかは人によると思いますが、経験者としてそれぞれのパターンを解説していきます。

①専門職にキャリアチェンジする

管理職を降りた方の大半が選択されるキャリアパスです。

役職を降りてプレイヤーに戻るので専門性を高めて市場価値を取り戻すパターンです。

例えば、管理職を降りてプログラミングを学習してエンジニアに転身するパターンなどはこのキャリアパスですね。

個人的な意見を言うと『あり』かなと思いますが、まあまあ『しんどい』です。

例え、自分の意思で管理職を降りて平社員に戻っていたとしても、同じ会社で専門職を目指すとなるとどうしても周囲の目が気になります。

●●さんは降格させられて可愛そう…

という目で見られるのは想像以上にしんどいです。

私自身も管理職を自分の意思で降りて専門職に転換した経験がありますが、1年持たず転職の道を選びました…汗

管理職をどうしても辞めたい場合、転職してしまったほうがストレスが少ないというのが個人的な見解です。

また、このキャリアパスを選択される場合は、副業でキャリアを再構築されるケースが多いように感じます。

自分のこれまでの経験やスキルで副業出来るのだろうか…と感じる方も多くいらっると思いますが、意外とできます。

僕自身も専門性が高いキャリアではなくゼネラリストタイプなので数年前までは自分に副業なんて…と思っていましたが、一歩踏み出してみると意外と何とかなりました。

自信がない方は、ライフシフトラボという40代以降向けのキャリアスクールの活用などを検討してみてください。

ライフシフトラボは、複業・社外活動を足がかりに転職・独立起業・定年後のセカンドキャリアなど、人生後半のキャリア自律を叶えるオンラインビジネススクール。

人材業界に精通するキャリアコーチがマンツーマンで伴走支援。キャリアプランニングから強みの棚卸し、あなたの豊富な経験を活かした複業デビューまで、体系的に学び実践できます。※ 勤め先が複業禁止の場合でも受講いただけます。

②別の会社で管理職として再起する

個人的にはおすすめのキャリアパスです。

ちなみに現在の僕はこのキャリアパスに該当しますが、今の会社で管理職を辞めたいとまったく思っていません。

むしろ楽しんでやれています

同じ管理職でも会社によって全然違うので、環境を変えるために転職するのは1つの手です。

管理職として転職を検討する場合は、『リクルートダイレクトスカウト』『ビズリーチ』の2つに登録しておくと安心です。

2つともハイクラス向けの転職サイトなので、管理職の求人や年収が高い求人が多く、しかも登録しておくだけでスカウトが届くので忙しい方にこそおすすめの転職サイトです。
(もちろん僕も転職する時に使いました)

管理職を辞めるにしても、降格した会社に居続けるのと転職先で平社員から始めるのは雲泥の差です。

その後のストレスなども考えると、私は断然転職する派です。

③フリーランスとして独立・開業する

最後はフリーランスになるという選択肢です。

僕自身今の会社に入る前に、7-8年勤務した上場企業の管理職を降りてフリーランスとして独立しました。

その時に書いた記事はコチラ。

フリーランスとして1週間仕事してみたけど子育て世代の働き方としてはアリ

退職するタイミングでいくつか知人経由でお仕事の話しを頂くことができ、週2-3日業務委託として働きつつあとはこのブログを書いたり育児をしたりという感じで過ごしてました。

管理職もそうですが、会社員というストレスから解き放たれて、まさにノンストレス状態でした。

僕の場合、幸い収入も会社員時代程度は無理なく稼ぐことができたので大きな問題はなかったのですが、しばらく続けていると『また組織の中で仲間と共に事業成長にコミットしたいなぁ』という気持ちがふつふつと出てきたため会社員に戻りました。

最後に

一番問題なのは、管理職として仕事するのが辛くて辛くてたまらないのに我慢し続けることです。

我慢し続けた結果、病気になったりすると取り返しがつきません。

今いる会社が全てではありません。

もっと働きやすい職場、働きがいを感じる働き方が世の中にはたくさんあります。

本当に辛いなら、管理職を辞めるなり、転職するなり一歩踏み出すタイミングなのかもしれません。

まずは以下の管理職向けの転職サイトに登録してみて、どんなスカウトが届くか確認するだけでも視野は広がっていくと思います。