転職エージェントの面接辞退がしつこい時の断り方|元エージェントの採用マネージャーが本音と例文で解説

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こんにちは!子育てキャリアナビ編集長のテラスです。

この記事は、転職エージェントに面接辞退を伝えたら引き止められて困っている方、しつこく止められそうで言い出せない方に向けて書いています。

辞退したいと伝えたのに「とりあえず面接だけでも」としつこい…

断ったら、もう求人を紹介してもらえなくなる?
先に結論をお伝えします。
この記事の結論

  1. 応募先に入社する可能性がなくなったら、しつこく止められても面接は辞退してOK。1社を辞退しても、ほかの企業の選考に響くことはありません
  2. しつこい引き止めの理由は、ほとんどがエージェントの月末・期末の目標です。企業は、入社する気のない形だけの面接を望んでいません
  3. 引き止められたら「決めたことなので変わりません」と短く返しましょう。それでもしつこければ、連絡をメールに切り替える → 担当変更 → 別のサービスへの順で動けばOKです
私は元転職エージェントで、現在は採用マネージャーとして、日々エージェント経由の応募者を受け入れる側にいます。

この記事では、引き止める側(エージェント)と、面接をする側(企業)の両方を経験した立場から、しつこい引き止めの本当の理由と、角を立てずに断る方法を本音で解説します。

※割合などの数字は、私自身の経験にもとづく肌感です(2026年10月時点)。企業やエージェントによって異なります。

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目次

面接辞退はしていい?採用側が気にするのは「辞退」より「タイミング」

まず、面接辞退そのものは問題ありません。日程が決まる前でも後でも、辞退はできます。

私の肌感では、エージェント経由で面接が決まった候補者のうち、5%前後は面接前に辞退します。転職活動では複数の企業に並行して応募するのが普通ですが、入社できるのは1社だけです。どこかで辞退が発生するのは当然で、採用側もそれは織り込み済みです。

ただし、採用担当として辞退連絡を受けていて、一番多いのは面接当日の連絡です。正直にお伝えすると、当日の辞退連絡は印象がよくありません。面接官の予定を押さえ、準備をして待っている側からすると「うちへの志望度は低かったんだろうな」と感じてしまいます。

面接後や日程が過ぎてからの事後連絡はさらに印象が悪く、「この人はまた気軽に辞退しそうだ」と判断されます。問われているのは、辞退したかどうかではなく、いつ・どう伝えたかです。

辞退していい状況
  • 他社で内定が出て、承諾した
  • 転職の方針が変わった(職種や業界を変える、今の会社に残ることにした、など)
  • 求人票や事前情報から、譲れない条件と合わないことがはっきりした
迷ったときは、その企業に入社する可能性が残っているかどうかで判断してください。少しでも可能性が残っているなら、面接を受けてから判断しても遅くありません。

転職エージェントが面接辞退をしつこく止めるのはなぜ?元エージェントが本音を解説

辞退を伝えると「とりあえず面接だけでも受けてみませんか」と言われることがあります。元エージェントとして、その理由を正直にお伝えします。

しつこさの理由の98%は「月末・期末の目標」

私の肌感では、引き止めがしつこくなる理由の98%くらいは、エージェントの月末・期末の目標のためです。

エージェントは、紹介した候補者が入社して初めて企業から報酬を受け取ります。面接が1件なくなることは、売上の可能性が1つ減ることを意味します。さらに大手のエージェントでは、面接の設定数そのものが担当者の目標(KPI)になっています。

その目標を達成するために、応募者のためにも企業のためにもならないとわかっていながら、無理やり面接に行かせる担当者を、私はエージェント時代に何人も見てきました。

ほかに、次のような考えもあります。

エージェントが辞退を止める理由
  • 面接で接点さえ作れば、候補者の印象が変わって前向きになり、入社が決まるかもしれないから
  • 辞退に不満を持つ企業の人事がいて、エージェントの評価が下がるから
どれも、候補者のためというより、担当者の成績や企業との関係を守りたいというエージェント側の都合です。

企業は、面接辞退でそれほどダメージを受けていない

意外に思うかもしれませんが、企業は面接を1件辞退されても、それほどダメージを受けません。困っているのは、企業よりもエージェントのほうです。

だからこそ、「企業さんに申し訳ないので」と引き止められても、必要以上に罪悪感を持たなくて大丈夫です。

よくある引き止めトークの本音と返し方

引き止めでよく使われるセリフと、その裏にある本音、返し方をまとめました。

エージェントのセリフ本音こう返せばOK
辞退すると、今後ほかの企業の紹介が難しくなります引き止めの定番。実際は、1回の辞退で紹介が止まることはまずない「ほかの企業の選考は、このまま続けたいです」と伝え、辞退の意思は変えない
とりあえず面接だけでも受けてみませんか面接で接点を作れば、気持ちが変わるかもしれない。面接設定数の目標もある「入社の可能性がないので、企業の時間をいただくのは申し訳ないです」
企業さんが楽しみにしています/せっかく日程を調整したので罪悪感に訴えて、辞退を思いとどまらせたい「だからこそ、早めにお伝えしました。企業にもお詫びをお伝えください」

「今後の紹介が難しくなる」と言われると不安になりますが、紹介が控えられるのは、連絡なしのキャンセルや辞退を何度も繰り返した場合です(詳しくは後半で解説します)。早めに理由を伝えて辞退するなら、心配はいりません。

担当者が引き下がる「ひと言」

それでも食い下がられたら、次のように聞き返してみてください。エージェント時代の経験から言うと、こう言われると担当者は引き下がります。

担当者が引き下がるひと言(上から順に強くなります)

  1. 「なぜ、そこまでして面接に行かせようとされるんですか?」
  2. 「上司の方から連絡をもらってもいいですか?」
  3. 「あまりにしつこいので、カスタマーセンターに相談しますね」
  4. 「私や企業のためではなく、ご自身の営業成績のために説得されていますよね?」
②と③が効くのは、担当変更の依頼や窓口へのクレームが、担当者本人の評価を下げるからです。担当者にとっては、面接が1件なくなるより大きなダメージになります。

③と④は角が立つので、①②で引き下がらないときの最終手段にしましょう。

しつこくされない面接辞退の伝え方

辞退を決めたら、その日のうちにエージェントへ伝える

辞退連絡のタイミングは、辞退を決めた時点ですぐが鉄則です。

特に他社で内定を承諾した場合は、承諾したその日に、選考中のすべての企業の辞退を伝えましょう。採用担当として「面接当日に『他社で決まりました』と言われると、もっと早く教えてほしかった」と感じます。

面接日まで余裕があるうちに伝えれば、企業は面接官の予定を他の候補者に回せます。エージェントにとっても、別の候補者を推薦する時間ができます。

連絡方法の目安

面接日までの期間連絡方法
2日以上前メール・LINE・マイページのメッセージでOK
前日・当日電話で一報を入れ、あとからメールで記録を残す
担当者が電話に出ない電話で伝言を頼み、すぐにメールも送る

引き止めの電話が苦手な方は、2日以上前にメールで伝えるのがいちばんです。「決めたこと」として文章で伝えると、話し合いの余地がないことが伝わります。

理由は簡潔に、正直に

辞退理由は、簡潔に正直に伝えるのがいちばんです。

採用側の本音を言うと、エージェントがどんな理由を伝えてきても、連絡のタイミングから「本当はこういう理由だったんだろうな」とだいたいわかってしまいます。取り繕った理由は、かえって不信感につながります。

また、理由をあいまいにすると「それなら面接で確かめてみては」と引き止めの余地を与えてしまいます。「入社する可能性がなくなった」という事実を、言い切る形で伝えましょう。

辞退理由伝え方のポイント
他社で内定を承諾したそのまま伝えてOK。内定先の社名や条件まで話す必要はない
転職の方針が変わったどう変わったかを一言添える。今後の求人紹介にも役立つ
条件・仕事内容が合わないどの条件が合わなかったかを具体的に伝える
体調不良本当の体調不良なら仕方ないと受け止められる。わかった時点ですぐに電話を

面接辞退の例文(メール・電話)

エージェントに送る辞退連絡の例文を、状況別に紹介します。件名は「面接辞退のご連絡」とすると、担当者がすぐに用件を把握できます。

メール例文:他社で内定を承諾した場合

件名:【面接辞退のご連絡】◯◯(氏名)

{担当者}様

お世話になっております。◯◯です。

◯月◯日(◯)◯時から予定しておりました、株式会社◯◯の面接について、辞退させていただきたくご連絡いたしました。

本日、他社から内定をいただき、入社を決めたためです。

日程調整にご尽力いただいたにもかかわらず、このようなご連絡となり申し訳ございません。
株式会社◯◯のご担当者様にも、お詫びをお伝えいただけますと幸いです。

これまでのご支援に心より感謝申し上げます。

署名

メール例文:転職の方針が変わった場合

件名:【面接辞退のご連絡】◯◯(氏名)

{担当者}様

お世話になっております。◯◯です。

◯月◯日(◯)に予定しておりました、株式会社◯◯の面接を辞退させていただきたく、ご連絡いたしました。

改めて今後のキャリアを考えた結果、◯◯(例:営業職ではなく、企画職への転職を目指すこと)にいたしました。
株式会社◯◯への入社は難しいと判断し、早めにお伝えすべきと考えた次第です。

ご調整いただいたにもかかわらず、申し訳ございません。

今後は◯◯の方向で転職活動を続けたいと考えております。
もし引き続きご支援いただけるようでしたら、改めてご相談させてください。

署名

メール例文:求人の条件や仕事内容が合わない場合

件名:【面接辞退のご連絡】◯◯(氏名)

{担当者}様

お世話になっております。◯◯です。

◯月◯日(◯)に予定しておりました、株式会社◯◯の面接を辞退させていただきたく、ご連絡いたしました。

求人内容を改めて確認したところ、◯◯(例:月の半分以上が出張になる点)が、今回の転職で重視している◯◯(例:子育てとの両立)と合わないと判断したためです。

せっかくご紹介いただいたにもかかわらず、申し訳ございません。

今後のご紹介では、◯◯の条件を優先していただけますと幸いです。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

署名

メール例文:引き止められた後に、改めて辞退を伝える場合

件名:Re:【面接辞退のご連絡】◯◯(氏名)

{担当者}様

お世話になっております。◯◯です。

お電話でご提案いただき、ありがとうございました。
改めて考えましたが、株式会社◯◯の面接は、予定どおり辞退させていただきます。

入社の可能性がないまま面接を受けるのは、先方にもご迷惑になると考えております。
決めたことですので、気持ちは変わりません。

お手数をおかけしますが、先方へのご連絡をお願いいたします。
なお、ほかの企業の選考については、引き続きよろしくお願いいたします。

署名

メール例文:連絡を電話からメールに切り替えてほしい場合

件名:今後のご連絡方法について ◯◯(氏名)

{担当者}様

お世話になっております。◯◯です。

日中は業務の都合でお電話に出られないことが多いため、今後のご連絡はメールでいただけますでしょうか。
いただいたメールには、できるだけ当日中にお返事いたします。

お手数をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

署名

電話が苦手な人は多いので、エージェントは「メールにしてほしい」と言われること自体は何とも思いません。遠慮せずに伝えて大丈夫です。

メール例文:担当者の変更を依頼する場合

件名:担当者変更のお願い ◯◯(氏名)

ご担当者様

お世話になっております。貴社のサービスを利用しております、◯◯と申します。

現在ご担当いただいている◯◯様に、面接辞退の意思を何度かお伝えしましたが、受け入れていただけず困っております。
今後も貴社のサービスを利用したいと考えておりますので、担当者の変更をお願いできますでしょうか。

ご検討のほど、よろしくお願いいたします。

署名

担当変更の依頼は、今の担当者ではなく、サービスの問い合わせ窓口やカスタマーセンターに送るのがポイントです。

電話例文:前日・当日に辞退する場合

お世話になっております。◯◯です。今、お時間よろしいでしょうか。

本日◯時から予定しておりました株式会社◯◯の面接ですが、◯◯(例:昨夜から発熱しており、体調が回復しないため)、辞退させていただきたく、お電話いたしました。

直前のご連絡となり、大変申し訳ございません。先方にもお詫びをお伝えいただけますでしょうか。

後ほど、メールでも改めてご連絡いたします。

体調不良で日程を変えれば受けたい場合は、「辞退」ではなく「日程変更のお願い」として伝えましょう。

それでもしつこいときの対処法5ステップ

STEP.1
「決めたことなので、気持ちは変わりません」と明確に伝える
理由を説明しても引き止められる場合は、迷いがないことをはっきり伝えましょう。先ほどの「担当者が引き下がるひと言」も使えます。多くの担当者は、ここで引き下がります。
STEP.2
連絡をメールに切り替えてもらう
電話で押し切られそうなら、連絡方法をメールに変えてもらいましょう。文章でのやりとりなら、その場で説得されることがなくなり、やりとりの記録も残ります。
STEP.3
担当者の変更を依頼する
それでも受け入れてもらえない場合は、エージェントの問い合わせ窓口に担当者の変更を依頼しましょう。例文は上で紹介しています。
STEP.4
カスタマーセンター・本部に相談する
担当を変えても同じことが続くなら、カスタマーセンターや本部に、しつこい引き止めで困っていることを伝えましょう。窓口へのクレームは担当者の評価に響くので、対応を改めてもらうきっかけになります。
STEP.5
別のサービスに切り替える
それでも改善しないなら、そのエージェントの利用をやめて構いません。退会方法は、記事の最後で紹介しています。

乗り換え先には、スカウト型のサービスもおすすめです。リクルートダイレクトスカウトなら、届いたスカウトの中から、やりとりするヘッドハンターを自分で選べます。ミイダスは企業から直接オファーが届くので、担当者に気をつかう場面そのものが少なくなります。

選考中に着信拒否するのは避けよう
しつこさに耐えかねて着信拒否をしたくなる気持ちはわかります。ただ、そのエージェント経由で進んでいる選考があるうちは、着信拒否や連絡を絶つのは避けましょう。

採用担当の立場から言うと、書類選考で評価の高い候補者が、エージェントとのトラブルで面接に来てくれなくなるのは、企業にとって大きな機会損失です。「もうちょっと上手くやってくれよ…」というのが、正直な気持ちです。

着信拒否は、そのエージェント経由の選考がすべて終わってからにしましょう。

採用側から見た「引き止められて面接に来た候補者」

エージェントに押し切られて「とりあえず」面接に行くと、どうなるのでしょうか。採用マネージャーとしての本音をお伝えします。

エージェントに説得されて渋々面接に来た候補者は、面接官にはわかります。受け答えから、どこか消化試合のような雰囲気が伝わってくるのです。

正直なところ、「だったら時間の無駄だから、来ないでほしい」と思います。面接官は、自分の仕事の時間を空けて面接に臨んでいます。入社する可能性がほとんどない候補者のために、その時間を使いたくはありません。

エージェントは辞退させたくなくても、企業は辞退してほしいと思っている。この点は、ぜひ知っておいてください。入社する気がなくなったのなら、エージェントに止められても辞退したほうが、企業にとってもあなたにとってもよい結果になります。

辞退がきちんと企業に伝わったか確かめる方法

しつこく引き止められたあと、「本当に企業に辞退を伝えてくれたのかな」と不安になることもあると思います。

実は、採用担当として、エージェントが辞退を企業に伝えていなかった、伝えるのが遅れたという経験はあります。

辞退連絡はエージェント経由が基本ですが、伝わっているか不安なときは、まず担当者に「企業への連絡は完了しましたか?」とメールで確認しましょう。返事があいまいだったり、面接の日が迫っていたりする場合、確実に確かめるには、面接の案内に書かれている当日の緊急連絡先に問い合わせるほかありません。

企業に直接連絡するのは、あくまで最終手段です。その場合も「◯◯(エージェント名)経由で応募した◯◯です。◯日の面接の辞退をエージェントにお伝えしていますが、念のためご連絡しました」と、エージェント経由で辞退を伝えたことを添えましょう。

断ったら不利益はある?ブラックリストに載る?

「辞退したら、ブラックリストに載るのでは」と心配する方もいますが、安心してください。

「NGフラグ」が付くのは、連絡なしのキャンセルを繰り返したとき

エージェント社内には、紹介を控える候補者に付ける、いわゆる「NGフラグ」のようなものがあります。ただし、付くのは連絡なしの面接キャンセルや辞退が、複数回続いた場合です。

事前に連絡して辞退するだけで、NGフラグが付くことはありません。また、こうした情報をほかのエージェント会社と共有することは、個人情報の観点からあり得ません。1社で気まずくなっても、別のエージェントでの転職活動に影響することはないのです。

1社を辞退しても、ほかの企業の選考には響かない

同じエージェント経由でほかの企業の選考が進んでいても、1社の面接辞退が、ほかの企業の選考に影響することはありません。採用担当の立場から見ても、面接辞退はそれほどネガティブなことではありません。

一方で、当日の辞退や事後連絡が続く人、辞退が多い人には、エージェントは求人の紹介を控えるようになります。早めに、正直な理由で伝えていれば、辞退1回で紹介が止まることはまずありません。影響を左右するのは、辞退の回数よりも伝え方です。

【選考フェーズ別】辞退したときの影響

フェーズ影響と注意点
応募前・書類選考中影響はほぼなし。合わない理由を伝えると、次の求人紹介の精度が上がる
面接前早めの連絡なら問題なし。当日・事後の連絡は印象が悪く、紹介を控えられる原因になる
面接後問題なし。働くイメージが持てなかった理由を言葉にして伝えると、エージェントが企業に説明しやすい
内定後(承諾前)辞退してOK。引き止めは強くなるが、内定承諾がエージェントの売上になるため。私の肌感では、人気の優良企業でも内定辞退は2割前後ある
内定承諾後極力避けるべき。企業は募集を止め、他の候補者にも断りを入れているため、企業とエージェントの双方に大きな負担がかかる。なお、私は20年以上採用の現場にかかわっていますが、内定辞退が損害賠償に発展したケースは一度も見たことがない

内定辞退の伝え方や例文は、こちらの記事で詳しく解説しています。
内定辞退はメールでいい?メール例文、電話での伝え方、辞退前に考える就職先の比べ方

辞退後もエージェントとの関係を保つコツ

辞退したあとも、そのエージェントで転職活動を続けたい場合は、次の2点を意識しましょう。

  • これまでの支援へのお礼を伝える
  • 辞退をきっかけに、希望条件や転職の方針を伝え直す

エージェント側の経験から言うと、転職の方針がはっきり変わった場合は、新しい方針にあわせて求人の紹介や支援を続けることがあります。「◯◯の方向で探したい」と具体的に伝えれば、辞退がそのまま関係の終わりになるわけではありません。

希望条件を考え直すときは、ミイダスの市場価値診断で経歴から見た想定年収を確認しておくと、エージェントに条件を伝え直すときの根拠になります。

一方で、辞退が続くと紹介が控えられやすくなります。応募の段階で求人内容をよく確認し、入社する可能性がある企業に絞って応募することも大切です。

自分に合う企業がわからず、応募後に辞退することが多いと感じる方は、自己分析から見直してみるのもおすすめです。無料のミイダスのコンピテンシー診断を使えば、自分の強みや向いている働き方を客観的に確認できます。
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面接辞退に関するよくある質問

Q. 面接辞退を伝えたら、しつこく電話がかかってきます。出ないとダメですか?

無理に出る必要はありません。「業務の都合でお電話に出られないので、メールでお願いします」と伝えて、連絡をメールに切り替えてもらいましょう。ただし、そのエージェント経由で進んでいる選考があるうちは、着信拒否はせず、メールでの連絡は続けてください。

Q. 面接辞退すると、ブラックリストに載りますか?

事前に連絡して辞退するだけなら、載りません。エージェント社内で紹介を控える「NGフラグ」が付くのは、連絡なしのキャンセルや辞退が複数回続いた場合です。また、その情報がほかのエージェント会社に共有されることはありません。

Q. 同じエージェントで、ほかの企業の選考も進んでいます。1社を辞退しても大丈夫ですか?

大丈夫です。1社の辞退が、ほかの企業の選考に影響することはありません。辞退の連絡で「ほかの企業の選考は、引き続きよろしくお願いします」と添えておくと、エージェントも安心します。

なお、エージェント1社に頼りきりだと、辞退のたびに気まずさを感じがちです。リクルートダイレクトスカウトのようなスカウト型サービスも併用しておくと、選択肢が広がり、気持ちにも余裕が生まれます。

Q. 面接の前日や当日でも辞退できますか?

辞退はできます。ただし、採用側の印象はよくありません。体調不良などやむを得ない場合は、わかった時点ですぐにエージェントへ電話し、あとからメールでも連絡しましょう。

Q. 辞退理由が思いつかない場合はどうすればいいですか?

理由をつくろう必要はありません。「入社する可能性がなくなった」という事実を、そのまま簡潔に伝えれば十分です。取り繕った理由は、連絡のタイミングからだいたい見抜かれます。

Q. エージェントを通さず、企業に直接辞退を伝えてもいいですか?

エージェント経由で応募した場合は、エージェントに伝えるのが基本です。企業に直接連絡すると、エージェントとの間で行き違いが起きる原因になります。辞退が伝わっているか不安なときだけ、面接の案内にある緊急連絡先に確認しましょう。

Q. 他社の選考状況や内定先は伝えるべきですか?

「他社で内定を承諾した」ことは伝えたほうがスムーズですが、社名や条件まで話す必要はありません。

まとめ:面接辞退がしつこく止められても、入社しないなら辞退してOK

転職エージェントに面接辞退をしつこく止められたときの対処法を、元エージェントで現採用マネージャーの立場から解説しました。

この記事のまとめ

  • 応募先に入社する可能性がなくなったら、しつこく止められても面接は辞退してOK
  • しつこい引き止めの理由は、ほとんどがエージェントの月末・期末の目標
  • 辞退を決めたらその日のうちに、理由は簡潔かつ正直に伝える
  • 引き止めには「決めたことなので変わりません」。それでもしつこければ、メールへの切り替え → 担当変更 → 別のサービスへ
  • 事前に連絡した辞退でブラックリストに載ることはなく、ほかの企業の選考にも響かない
入社する気がないまま形だけの面接を受けるより、早めに辞退するほうが、企業にとってもあなたにとってもよい結果になります。引き止めに負けず、誠実に伝えましょう。

しつこいエージェントに疲れたら、エージェントとあわせてスカウト型サービスも使ってみてください。

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選考の辞退をきっかけにエージェントを退会したい方は、エージェントごとの退会手続きをまとめたこちらの記事をどうぞ。
転職エージェントの退会方法まとめ【2026年版】主要12社の手順・例文・サポート期間