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こんにちは。正社員の夫とひとり息子を持つ、フリーライターのしのむ(@shinomu_Bd)です。
夫が40歳を迎える少し前から、夫の同僚や先輩が「転職する(した)」という話を聞くことが増えました。
同時に「嫁さんからNG出たって」という話も、ちらほらあったのです。いわゆる「嫁ブロック」というやつですね。
そこで今回は、転職をしたい「夫」の皆さんに向けて、嫁目線からの「嫁ブロック回避法」をお話します。
嫁目線:「嫁ブロック」したくなる理由
嫁目線からみると、夫は圧倒的に情報を卸してくれない存在です。
しのむ
夫が「妻に話すべき」と考えている内容と、妻が「夫から聞きたい」内容には大きなギャップがあるのです。
夫はおそらく(推測ですが)、転職という行動に至るまでには会社でさまざまなことが起こり、家族のことも将来的なキャリアプランも考えているでしょう。考えに考えたうえで「ヨシ!転職しても家族に迷惑はかけない!大丈夫!!」という確信が得られた段階で行動しているでしょう。
それが(嫁にとって)間違いなのです。
「転職したい」と考えた段階で、匂わせ程度にでもいいので、嫁に情報を卸してほしいです。
嫁にも心の準備をさせてください。
突然「オレは将来のことも家族のこともじゅうぶんに考えたから、転職したよ! いいよね?」では、嫁の理解を得られるはずがありません。
理解を得るどころか「何をひとり勝手なことをしてくれているんだ!」と怒りを買う結果となってしまいます。
もしあなたが今具体的に転職することを考えているなら「これこれこういう理由があって、転職したいと思っているけど、どうかな?」と
嫁に相談しましょう。そこで嫁ブロックが発動するようなら、あなたがいくら転職活動をしても成功する見込みは少ない、と言えます。
嫁の本音:「嫁ブロック」などしたくない
嫁の本音は「嫁ブロックなど、したくない」です。
矛盾している? いいえ、していません。
なぜなら愛し合って夫婦になった相手ですから。当然、夫の仕事を応援してあげたい。
ではなぜ「嫁ブロック」に至るのか。
それは圧倒的に、夫からの情報提供が(少)ないからです。
夫は、家庭のすべてを把握していますか?
嫁の交遊関係、子どもの習い事、子どもの将来の進学先、子どもの友達関係、何にどれだけお金がかかるか……。
「今」、家庭が平和なのは、夫が今の仕事を続けているからかもしれないのです。
その平和が少しでも揺らぐ可能性があるなら、そして転職の影響を最も受けるのが(進学を控えているといった事情で)子どもであるなら、嫁は夫の転職を「ブロック」しようとします。目先の安定した平和が持続することを望むわけです。
家族はチームです。家族を構成する全員が協力しなければ、平和な家庭は成り立ちません。
情報が少ないなかで夫が転職した、と伝えられることは、「チーム」としての家族の在り方を揺らがす「独断専行」と、嫁には見えてしまいます。
「嫁ブロック」が発生する原因のひとつは、夫から提供される情報の少なさにあるのです。
嫁の本音:順序だてて、詳しく話せ!
「嫁ブロック」を発動させないために、夫は何をすべきか?
それは「転職に至るまでの経緯を、順序立てて詳しく嫁に話す」です。
「ええかっこしい」は必要ありません。カッコ悪いだけですから。
苦手な上司がいる、キャリアチェンジしたい、もっと収入を上げたい……。さまざまな理由があるでしょう。
すべて嫁に話しましょう。
繰り返しますが、夫が「妻に話すべき」と考えている内容と、妻が「夫から聞きたい」内容には大きなギャップがあります。
夫が「必要なことはすべて話した」と自己満足するのは、「嫁ブロック」発動の大きな原因になります。
夫が必要と考える情報ではなく、嫁が必要としている情報を出さなくてはいけないのです。
なのでまずは「近いうちに転職しようと考えている」とだけ伝えましょう。
あとは嫁からの質問に嘘偽りなく誇張なく、メリットもデメリットも話すのです。
転職したいあまり「転職すればこんなにいいことがあるよ!」とメリットだけ伝えると、転職後の現実と事前の話が違っていたとき、夫婦関係の終わりを招きかねません。
嫁はポジティブな情報を欲しているわけではないのです。
夫が転職することによって生じるあらゆる影響を鑑み、何より子どもによってどの選択をすべきなのかを熟考します。
だからこそネガティブな情報も、包み隠さず伝えましょう。ネガティブな情報を伝えたとき嫁からの応援が得られなければいずれ「嫁ブロック」が発動してしまうため、転職は成功しないからです。
嫁の本音:「どうせお前にはわからない」は絶対NG
嫁に仕事の話をするとき、仕事の内容によっては嫁は理解できないかもしれません。
でも「どうせお前には話してもわからないだろう」「だから話さなかったんだ」「仕事の話に口を出すな」は絶対にNGです。
嫁はわからない、と夫はわかっているわけですから理解できるように話す努力をするのは夫です。
たとえば夫が仕事で「お前にはどうせわからないだろう」と言われたら「なぜわかるように話してくれないのか」と少しでも思いませんか?
わからないから、と説明しない相手に、不信感を持ちませんか?
嫁は夫を応援してくれる人です。その点を、改めて思い出してください。
嫁は夫の味方なのです。勘違いしてはいけません。
「嫁ブロック」を発動させないために、「転職したい」理由、経緯を嫁が理解できるように話す努力をしましょう。
嫁の本音:応援してほしいならまず話せ
嫁の本音は本当に「転職を応援してほしいなら、まず何もかも話せ」のひと言に尽きます。
夫がポジティブな転職をしようとするとき、嫁が応援したくないわけが、ないじゃないですか。
心から夫の転職を、応援したい。
だから、話せ。
転職することで起こるであろう、いいことも悪いことも全部、話せ。
そこで嫁の心を動かすことができなければ、強引に転職したとしても、家庭に居づらくなるだけです。(収入の大幅な増加といった変化があれば、話は別かもしれませんが)
一家の家計を支える夫の転職は、妻だけでなく家族にとって一大事です。
「転職が成功するかわからないから、決まるまで話さなかった」では、隠していたことになります。
隠し事をすることは、チームのメンバー(家族)を信頼していなかった、と受け止められてしまいかねません。
「最初から話してくれていたら、反対しなかったのに!」
せっかく転職を成功させたのに、嫁からこんな言葉は聞きたくありませんよね。
嫁に黙って転職活動をスタートさせてしまうと、転職活動がうまく行けば行くほど、話すタイミングを失ってしまいます。
「転職先が決まってから話せばいいや」では、タイミングが遅いのです。
転職活動のスタートが「嫁ブロックを解除する」だと考えましょう。転職活動におけるあらゆるフェーズで、常に嫁に情報を共有しましょう。もし書類選考や面接の結果が期待したものでなかったとしても。
情けない姿も見せましょう。いいじゃないですか、家族ですから。
しのむ
最後にまとめです。
に尽きます。嫁を説得できなくては、転職は成功しませんよ!
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