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こんにちは!もな(@mona5108)です。
5歳 ・0歳の姉弟を育てるワーママで、現在は育休中。
キャリアも、子育ても、自分らしく心地よい生き方を模索しています。
今回のテーマは、子育て中の孤独について。
皆さんは、子育てをする中で「孤独」を感じるなぁ・・と思うことはありますか?
私は、娘を出産し、1年強の育児休業を取りましたが、その間は常に孤独と戦っていた気がします。
夫は毎日出社。実家は遠方で、近所に気軽に会える友人もおらず。
日中、ことばを話せない娘とずっと二人きりというのは、心細く寂しいものでした。
同じような境遇の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな、子育て中の孤独感に悩むパパママの参考になればと思い、調べました。
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子育て中に孤独を感じる・・実態は?
まず、孤独・孤立は、子育て世代に限らない、社会問題の1つ。
進む核家族化・対人関係の希薄化といった環境の変化に加え、コロナ禍で人との交流機会が減少し、深刻化したと言われています。
政府も予算をつけ、実態調査や自治体などと連携し対策を講じています。
政府は、「望まない孤独」と「孤立」を一体とし、問題解決並びに予防に取り組んでいます。
- 孤独・・・主観的概念、ひとりぼっちと感じる精神的な状態
- 孤立・・・客観的概念、社会とのつながりがない/少ない状態
内閣官房ホームページ https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kodoku_koritsu_taisaku/index.html
この深刻化する孤独・孤立問題は、子育て世代も例外ではありません。
1,000名強を対象とした「子育て中の孤立や孤独に関する調査」(以後、「2020年調査」)によると、半数以上の67%ものパパママが孤独や孤立を感じた経験があるとのこと。
その具体的な場面としては、
- 子どもと二人きりでいるとき(約61%)
- 近所に悩みを共有できる友達がいない(約36%)
- 子育て仲間の輪にうまく入れない(約32%)
- 他の人の子育てと比べてしまった(約30%)
- パートナーが子育てに非協力的(約28%)
などが挙げれられています。
参考 2020年子育て中の孤立や孤独に関する調査地域SNS「ピアッザ」調査
子育て中に孤独を感じやすい人の特徴
7割近くのパパママが経験している、子育て中の孤独感。
2020年調査によると、第一子が0歳のときに最も多く経験するそう。
子どもの年齢が上がり、小学校入学以降はぐんと減っています。
また、第二子以降は、孤独を感じる機会は少ない傾向にあります。
では、孤独を感じやすい人の傾向や特徴はあるのでしょうか?
ある研究報告の中で、母親の性格分析と孤独感との相関が解析されています。
厚生労働科学研究『新たなソーシャルキャピタルを醸成しつつ母子の健康向上に寄与する情報発信手法の開発』
P.3 C 研究結果(1)
子育て世代の母親における健康情報の収集・ 共有方法および自治体の医療健康情報・支援体制 提供状況の調査(2018年度に実施済み)
https://mhlw-grants.niph.go.jp/system/files/2019/192011/201907013A_upload/201907013A0003.pdf
※改定後の全文は、下記データベースより確認できます
その結果より、孤独を感じやすい人の性格的特徴があることもわかっています。
過去のネガティブな経験や感情を引きずってしまう
例えば、
- 過去の失敗や嫌な経験を思い出して暗い気持ちになることがよくある
- 小さな失敗でも人よりずっと気にする方である
と自覚する母親は、そうでない母親と比べ、孤独を感じやすいことがわかりました。
「過去は過去」と割り切るのは苦手・・という方は、悩んでしまうことがあるかもしれません。
物事に取り組む際の不安や心配が大きく、自信が持てない
例えば、
- 人と比べて心配性な方である
- 何かをするとき、うまくゆかないのではないかと不安になることが多い
- 子どもの健康面の問題に直面した時、効果的な解決方法を見つけることが難しいように思う
- 子どもの健康のために計画を立てても、大体うまくいかない
と考える母親も、孤独感との相関が強いとされています。
心配性のような気質の面だけでなく、自己効力感の低さも特徴と考えられます。
自己効力感とは、目標を達成するための能力を自らが持っていると認識することを指します。
簡単にいえば、「自分ならできる」「きっとうまくいく」と思える認知状態のことです。
参照: https://mba.globis.ac.jp/careernote/1302.html
子育て中に孤独を感じる真の理由
では、私たちはなぜ、子育て中に孤独を感じるのでしょうか?
大きくは、孤立しやすい社会環境(外的要因)と、性格面の特徴やなかなか解消できない不安(内的要因)が理由といえます。
前章の研究報告を参考に、深掘りしていきましょう。
外的要因:子どもと二人きりの時間が多い
孤独を感じる場面として、最も多く挙げられたのは、子どもと二人きりでいるときでした。(2020年調査より)
特に孤独を感じやすい乳児期は、母親が仕事を離れ、育児に専念する家庭が多くあります。
この場合、家計を支えるために働く時間分、父親は子どもと接することができません。
そうすると、両親と同居でない限り、家の中では子どもと二人きりの時間が長くなります。
そこで、家庭の外での交流を試みるも、子育て中は生活時間が変わり、友人とは都合をつけることが難しく。
ご近所のママと新たに知り合いたくとも、ここ数年のコロナ禍で、自治体などの交流の場も制限・休止が続いています。
そのため、子ども以外の誰かと過ごす機会が(物理的に)非常に少ないのです。
外的要因:子育てについて気軽に話題にしづらい
現役の子育て世代は、価値観や考え方が多様だと言われます。
子育てに関しても、「離乳食は手作りか」「おしゃぶりは使うか」など身近な話題ひとつとっても、良い・悪いと真逆の意見が飛び交います。
子育て中の方が多い20〜40代は、2000年以降に成人となったミレニアル世代。
「価値観の多様化」が大きく進んだ世代とも言われます。
また、昔はとりあえず育児書通りに・・でよかったものが、いまや子育ての常識は非常に早いペースで変わっています。
そのため、親世代と意見が合わないことも珍しくありません。
些細な愚痴や子育ての悩みも、誰にでも気兼ねなくできるとは限らないため、精神的な繋がりも感じづらいのです。
内的要因:子育てや生活面での不安がある
子育て期は、オフラインでのコミュニケーションは減る一方、ネットの世界を覗けば情報が溢れています。
育児に関する情報も然り。ふと目にしたSNSや広告も、
「他の子と比べて、うちの子は遅れている・・?」
「0歳から知育を始めないと手遅れ・・?」
などと、不安を抱いてしまうきっかけになり得ます。
すぐに信頼できる相手へ相談できると良いですが、前述の通り、難しい環境にあります。
他には、家庭の経済面や自身の健康面への不安を抱える方もいます。
内に抱えた不安が解消されないと、行き場のない感じ(閉塞感)を感じやすく、そこから孤独感につながると考えられます。
子育て中に孤独を感じたときの対処法
孤独感を払拭するために、ポイントとなるのは、
- 子どもと二人きりの時間を減らす
- 気軽に相談ができる相手を見つける
- 不安は一人で抱えこまず、都度解消する
です。
すぐできるアクションにまとめたので、よかったら参考にしてください。
買い物や散歩など近所を歩く
子どもが小さいと、荷物が多かったりぐずってしまうのが心配で、足が重くなりますよね。
が、やはり場所を変えると気持ちが切り替わります。10分だけ、ごく近所だけ、で十分です。
私のおすすめは、近所のスーパーです。
店員さんが気遣ってくれたり、おばあちゃんが「赤ちゃん可愛いわね」と声をかけてくれたりと、ふとした優しさに出会えるかもしれません。
それだけで、この地域の一員なんだ、と感じ、孤独感が和いだ経験があります。
もな
親子の交流の場に顔を出す
まずは、住んでいる自治体の「子育て支援」について調べてみましょう。
ホームページや広報紙には、親子で参加するイベントや、遊び場・相談先の情報があります。
交流を目的したものでなくとも、図書館での読み聞かせ会や習い事のように、親子で参加できるものも良いです。
こうした場では、知らない人と話をするのが億劫・・という気持ちにもなりますが、無理に話をしなくても大丈夫。
「子どもを家以外の場に連れて行った」だけでも、子どもにとってはいい刺激になり、親側も気晴らしになります。
パートナーと時間を決めて話をする
パートナーとは、毎日どれくらい話をしていますか?
妻が育児に専念、夫が長時間労働する家庭などでは、平日はまともに顔も合わさないという方もいるかもしれません。
ですが、まずは一番近くにいるパートナーと、話をしましょう。
毎日どう過ごしているか、どう感じているか、子どもの成長や自分は今後どうしていきたいか、などといった状況は、夫婦で共有しておくべきです。
ここで、あるママさんの素敵な実例をご紹介します。
その方は、年に数回の長期休暇前に家族会議を設定しているそう。
休暇の過ごし方を決めるだけでなく、それぞれから見た子どもの成長や今後について・互いのライフやキャリアについてを話す時間にしているとのことでした。
こうした時間は、「一人で子育てしている」という心細さを癒やしてくれ、不安の芽ともなるもやもや感を晴らすことにも繋がって良いですね。
もな
ベビーシッターや一時預かりを利用してみる
子育てについて悩む時は、相談窓口を探すのも良いですが、思い切って子育てのプロに預けてしまいましょう。
保育士さんやベビーシッターさんは、日々たくさんの子どもを見ています。
真剣に子どもと向き合ってくれますし、その豊富な経験から、お悩み解決の糸口が見つかるかもしれません。
私の娘は、1歳1ヶ月で保育園に入所しました。
たくさんの保育士さんに見ていただくようになり、「家庭だけで子育てするのではなく、強力なサポーターを得た!」ととても心強くなったことを覚えています。
下の子は、育休中もベビーシッターさんに半日来てもらったことがあります。
「ねんねが下手で、一人の時間が取れなくて・・」と話し相手になってくださり、気持ちが楽になりました。
もな
相談先を探す
強い不安がある場合は、不安自体を消すことで心の負担を軽減しましょう。
思い当たる原因があれば、インターネットや書籍から情報を収集することで、解決法を検討できます。
子育てに関する不安は、役所や支援センターに在籍する保健師さんや、小児科で話を相談することもできるでしょう。
経済面や健康面に関しても、自治体に窓口がないか・医療機関に話ができないかは一度調べると良いと思います。
また、ココナラのようなスキルマーケットでも、探すことができます。
一方、漠然とした不安を抱える場合は、原因の特定が優先です。
とはいえ、子育て中は一人でじっくり考える時間も取りづらいので、気心知れた知人と会う・プロに相談するのが効率的でしょう。
オンラインカウンセリングサービスなども、普及してきましたので一度見てみてくださいね。
参考 オンラインカウンセリング日本最大級カウンセリングプラットフォームcotree(コトリー)
まとめ
子育て中の孤独は、
- 多くのパパママが経験しており、誰もが感じる可能性がある
- 中でも、第一子が0歳のときに経験することが多い
- 物事のネガティブな面に注目する性格の人は感じやすい
- 物理的・精神的に孤立しやすい環境と不安を一人で抱え込んでしまうことが原因
- 周囲との関わりをつくり、不安を都度解消することで対処できる
ということがわかりました。
私個人の経験談になりますが、第二子の育休に入るにあたっては、かなり念入りに準備をしました。
月に数回図書館へ通う、キャリアへの不安をカウンセリングで整理しておくなど・・
結果的に、自分なりにポイントを抑えた対処法を見つけられたこともあり、いまは楽しく過ごせているのかもしれません。
もな
子育ては、かけがえのない経験ですが、楽しいことばかりでもないですよね。
孤独を感じることは珍しいことじゃない、けれど、決して一人で抱えこむものではありません。
パートナーや家族、地域の力も借りながら、たくさんの手で子どもたちの成長を支えてあげれたらいいですね。
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