フルタイムワーママって、実際どう?時短との比較や乗り切るコツをまとめました

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こんにちは!もな(@mona5108)です。

5歳の女の子を育てながらフルタイムで働き、現在は第二子の育休を取得しています。

より良い働き方を目指して試行錯誤した経験や、そこで得た知見を発信します。

 

今回は、ワーママがフルタイムで働くって実際どうなの?!という疑問について調べました。

というのも、私の実体験ですが、長女が1歳を過ぎて仕事復帰した後、

「フルタイムってどんな感じ?」

「フルタイムって大変じゃない?毎日どうやって過ごしてるの?」

と聞かれることがかなり多くありました。

 

子育てに奮闘中のママたちの間では、毎日の過ごし方は鉄板ネタの一つではありましたが、それにしてもよく聞かれる。

なぜだろう・・と聞いていくと、産後は短時間勤務へ切り替えたり、転職して契約社員やパート社員となるママも多い中で、産前と同じように働く(ように見える)フルタイムワーママは珍しいと思われたようです。

周りを見渡すと、確かに割合としては少ないものの、フルタイムワーママ達はいて、似た経験をしているそう。

そこで、先輩フルタイムワーママの声を集めたらお役に立てるのでは、と思い、調べました。

特に、仕事復帰を検討し始めたワーママの皆さんへ、参考になれば幸いです。

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フルタイム or 時短を比較!どうやって選んだ?

育児休業後は、原職または原職相当職への復帰が原則ですが、両立支援として短時間勤務(時短)を選択できる職場も多いと思います。

参考 育児・介護休業法に定められた両立支援制度厚労省イクメンプロジェクト

 

ただ、フルタイム勤務・短時間勤務のどちらを選択すべきかは、大変悩ましいです。

一概にはいえない部分もあるとは思いますが、勤務条件別に、メリットとデメリットを比較してみました。

ぜひ、参考にしてみてください。

メリット デメリット
フルタイム勤務 ・キャリアへの影響が小さい

・給与が産前と変わらない

・残業を断りづらいこともある

・コストがかかる

・体力面・精神面の負担が大きい

短時間勤務 ・体力面・精神面の負担が小さい ・給与が産前より減る

・やりがいを感じにくい(マミートラック)

 

フルタイム勤務

メリット

キャリアへの影響が小さい

労働条件が変わらないと産前の業務に戻りやすく、昇格・昇進を含め、希望に沿ったキャリアを進みやすいと言われます。

給与が産前と変わらない

労働時間に応じて給与が決まる働き方であれば、産前と給与が変わらないことは大きなメリットです。また、モチベーションも上がります。

デメリット

業務をこなすため、残業が断りづらいこともある

話を聞いた複数のフルタイムワーママの中では、残業がゼロという方は残念ながらいませんでした。

業務量が多かったり、複雑な業務を任されたりと、業務時間内だけで捌けない日が出てしまうようです。

延長保育やシッターサービスなどのコストがかかる

保育園では、保育標準時間を過ぎると、延長保育料がかかります。

また、病児保育やシッターサービス、家事代行などの外部の支援サービスを受けると、その分のコストが発生してしまいます。

体力面・精神面の負担が大きい

特に仕事復帰の直後は、小さい子どものお世話だけでも大変で、精神面での余裕はなかなか生まれないかもしれません。

生活リズムが整ってくると、少しずつゆとりが生まれる方が多いようですので、ご心配しすぎず。

ただ、バタバタと過ごしていると体力面にも負担がかかるので、十分な睡眠時間は確保することをお勧めします。

短時間勤務

メリット

体力面・精神面の負担が小さい

乳幼児を育てている時期は、朝〜夕方にたった1時間でも家庭に割ける時間があると、精神的にゆとりを感じられるでしょう。

但し、職場で申し訳なさを感じる・・という違ったプレッシャーを感じてしまう方もいるかもしれません。

デメリット

給与が産前より減る

労働時間に応じて給与が決まる場合は、勤務時間数に応じて支給額が減ってしまいます。

さらに、業務量や求められる成果がフルタイムと変わらないとなると、モチベーションが下がってしまうことも。

業務内容が変わると、やりがいを感じられないことがある

労働条件が変わることから、所属先や業務内容が産前と変わる可能性があります。

希望のキャリアに沿ったものでなかったり、「マミートラック」と呼ばれる、不本意にも昇進から遠のく状況に陥ってしまったりする懸念もあります。

先輩ワーママはどう選んだ?

では、メリット・デメリットをどう比較し、どう選べば良いでしょうか。

先輩ワーママに聞いてみると、自身のキャリア家庭の状況を勘案して決めていました。

フルタイムを選択

  • ママになっても仕事を頑張りたかったから、リモートワーク併用の条件でフルタイムを選択(20代・営業職)
  • 勤務時間が減っても、仕事の大変さも家庭でのバタバタも変わらないなら、給与が減ることがもったいなく感じた(30代・事務職)

時短を選択

  • 職場の先輩ママは時短の人が多く、子どもが小さいうちは無理したくないと思ったから(20代・事務職)
  • 第一子のときはフルタイムにしたものの、第二子の産後は体力面の負担が心配で時短を選択(30代・技術職)

<働き方別>先輩フルタイムワーママの1日の流れを紹介

では、フルタイム勤務を選択すると、どんな生活スタイルになるのか。先輩フルタイムワーママ2名の1日の流れを聞いてみました。

どちらも、夫婦が主で家庭を回す(実家は遠方)、かつ、しっかり睡眠時間を確保するスタイルですので、ハードルは高すぎないかと思います!

外勤(営業職)の場合

企業向けの営業として働く、2歳の女の子のママ。

職場環境は柔軟で、客先への直行直帰ができたり、オンライン商談の日は在宅勤務も可能。

パパの帰りは19時〜20時頃で、お風呂や寝かしつけ後の家事は分担しているそう。

 

7:00
起床、身支度
子どもと一緒に起きます。パパはギリギリまで寝るタイプ。
7:15
朝食
2歳になってからは、パンと果物のみ。冬はカップスープも。
7:45
子供の支度、食器洗い
保育園の荷物も朝にまとめて。
8:10
見送り、掃除、洗濯片付け
送りはパパが担当。出社までの時間に、食器洗いや掃除を。
8:25
出社
在宅勤務の日は、始業ギリギリまで家事を進めます。
9:15
出勤
フレックスなので、9:30までのタイミングで。
18:15
退勤
8時間勤務、休憩1時間。残業は月10時間以内。
19:00
保育園お迎え
職場から保育園までは50分程。通勤中にメールを返信することも。
19:15
帰宅、夕食づくり
帰宅してすぐ、夕食作り。
19:30
夕食
手の込んだものは週末限定。できたものから順番に出します。
20:30
お風呂→洗濯回す
夕食後の食器洗いと洗濯物干しは、パパの担当。
21:30
絵本を読んで寝かしつけ
絵本は2冊まで、と決めています。
22:00
就寝
一緒に寝てしまうことが多い。起きてたら少し自分の時間。

内勤ママの場合(経理職)

経理として働く、3歳の男の子のママ。(第二子妊娠中)

緊急事態宣言中は在宅勤務もあったものの、基本的には出社。決算期は残業もあるそう。

パパの帰りは18時〜19時頃で、家事はしっかり分担制。

 

6:15
起床、朝食作り
まず、ママだけ起きて家族の朝食準備。
6:30
家族起床、朝食
 
7:00
身支度、食洗機スイッチオン
パパは早く出てしまうので、食洗機が大活躍。
7:15
子どもの支度
着替えなど一人でさせると時間がかかる・・。
7:30
保育園へ送り→出社
延長保育料を支払い、早朝保育へ預けます。
8:30
出勤
他の社員さんより始業時間は前倒し。朝は仕事が捗る。
17:00
退勤
7時間半勤務、1時間休憩。残業の日はパパが調整。
18:00
保育園迎え
職場から保育園までは45分程。
18:10
帰宅、夕食づくり
ミールキットを活用し、時短で作れるよう工夫。
18:45
夕食
帰宅したパパも含め、夕食3人で食べることが多いです。
19:30
食洗機スイッチオンした後、お風呂
 
20:40
寝かしつけ
手はかからなくなったものの、一人寝はまだ。 
21:00
洗濯乾燥機を回し、家事後片付け
前日の洗濯物の片付け、翌日の保育園の支度など
22:30
就寝
 

 

どちらも共通していたのは、パパとの分担をしっかり行うことメリハリつけて手を抜くことでした。

詳細は、次章で詳しくお伝えします!

ワーママがフルタイム勤務をこなすコツ

フルタイムワーママの生活スタイルを見て、本当にこんな風に回せるの?と思われる方もいるかもしれません。

が、よくよく話を聞くと、色んな面で工夫をされています!

先輩フルタイムワーママへ聞いたコツや、SNSに上がっているライフハックから、ご紹介します。

仕事でのコツ

出勤・退勤時間をずらす

保育園の預かり時間が合わないと、時短にしなければ・・と思ってしまう方もいるかもしれませんが、その分出勤を早める交渉はできませんか?

前章の先輩ワーママは、二人とも1時間程早めに出退勤しているそう。帰り際に振られた作業も、他の社員が出社する前に済ませることで、残業を最小限に回せているとのことです。

時間管理を徹底し、成果を出す

まずは、急な残業や時間外での対応を極力避けるため、退勤時間を明言・関係者に周知します。

社内へは、グループウェア上のカレンダーチャットのメモ欄に常時記載し、取引先へは顔合わせの段階から連絡がつく時間と時間外の緊急連絡先を伝えておくとスムーズです。

 

また、関係者の理解・協力を得るためにも、限られた時間の中で成果を出すよう工夫していきましょう。

求められる成果は何かを明確にし、周囲のサポートを得やすい体制をつくっておくことも工夫のひとつ。

こうした仕事面でのコツもまとめていますので、こちらも参考にしてみてください。

子育てと仕事の両立がしんどい!仕事を辞める前にできることは?

家庭でのコツ

前章の先輩ワーママの事例では、パパとの分担がポイントとなっていましたが、実際にはどちらかに負担が偏るご家庭も多いかと思います。(まだまだママが多いでしょうか・・)

家事・育児においては、分でやる/自分ではやらないことを決めストレスのない範囲で手を抜くことがコツになりそうです。

具体的にみていきましょう。

自分でやること・やらないことを決める

先輩ワーママにコツを聞くと、必ず、手を抜くポイントを持っています。

例えば、前章の生活スタイルでは、朝ごはんはつくらない・食器は食洗機対応のもののみ等。

こうしたメリハリをつけるためには、自分が手を動かしてやることと、そうでないことを仕分ける必要があります。

 

私が参考になったのは、尾石晴(ワーママはる)著の「ワーママはるのライフシフト習慣術」で紹介されている『家事効率化を実現する仕分け法』。

日常の作業を「できる、できない、好き、嫌い」で仕分けし、④の「できない、かつ、嫌い」なものから効率化して手をかけない・時間をかけないようにするというものです。

 

自分ではやらなくていい、と判断できた作業は、便利な家電やサービスを活用し、どんどん手放していきましょう。

自分でやりたい作業や手を抜きたくないことに、限られた時間を集中させるべきです。

掃除

掃除機は、不在時にお掃除ロボットに働いてもらえば手が空きます。床に物を置かなくなるので、部屋も散らかりにくくなるメリットがあります。

私は、自分でやりたい派なので、大きなゴミはティッシュでこまめに取る・夜まで掃除機をかけれなかった日はフロアモップや粘着クリーナーをかけることで、ストレスなく過ごせていました。

また、娘が5歳になり、スティック掃除機の使い方を教えたところ、食べかすをこぼした時などに自分で掃除してくれるようになりました。

 

風呂掃除・トイレ掃除は、毎日するには手がかかると判断した我が家は、スプレーするだけの洗剤汚れにくくするアイテムを使い、スポンジでこする工程は週末のみとしました。

また、こうした汚れがつきやすい場所は、家事代行サービスを利用している方もいました。

洗濯・片付け

洗濯乾燥機は多くのワーママの家庭にあり、低年齢ほど量の多い保育園着などはワンシーズンと割り切り、ガンガン乾燥機に入れます。

もっと徹底する方は、たたまない収納を取り入れると、かなりの時間節約が叶います。

あとは、パパのワイシャツは必ずアイロン不要のもののみ、というご家庭もありました。

食料品や日用品の買い物

フルタイムワーママの多くは、お迎えに急ぐため、平日に買い物を済ませる時間はありません。

そのため、週末にまとめ買いをしたり、ネットスーパーや生協を活用する方が多いです。

自分で選ばなくてもいい、という方は野菜やミールキットが自動配送されるサービスもありますね。

料理・片付け

料理周りは労力がかかりますよね。

私は、あまり手をかけたくない派で、デリバリー惣菜を積極的に利用しています。

自分でやりたい派は、週末にまとめて作り置きしたり、ミールキット電気調理鍋・圧力鍋を使って時短したりしているそうです。

 

ワーママ三種の神器とも言われる食洗機は、朝晩必ず使うという方が多いです。

子どもとの触れ合い・遊び

正直、平日に遊ぶ時間をセットする余裕はない!というのが私個人の感想です。(笑)

ただ、寝かしつけでは必ず絵本を読んでいて、それが大切な触れ合いの時間になっています。

他にも、寝る前に刺激の少ない遊び(人形遊び、お絵かきボード、布団に入ってしりとり等)をしている家庭は多かったです。

 

あとは、どのママも、保育園の行き帰りやお風呂の中、と他愛もない時間を大事に過ごそうとしていました。

(早く早くと言ってしまうことも度々・・でも気持ちが大事です!)

まとめ

育児中心の生活からの仕事復帰に、不安が大きい方もいらっしゃるかと思います。

フルタイムも時短も、やはり大変さはあります。だからこそ、しっかり比較をして、納得のいく選択をしてほしいと思い、書かせていただきました。

お互い、頑張りましょう!

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