育休明けの仕事が辛い…『できない自分』を受け入れたら楽になった

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こんにちは!

先日育休復帰から1年が経ちました。早いなあと感じると共にいろいろあったなあと感慨深くもあります。

現在育休中の方、そして育休から復帰して今モヤモヤを抱えている方の参考になればとわたしの体験談を書きたいと思います。

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育休明け辛い・しんどいのピークは復帰半年後にやってきた

出産後、わたしは約2年の育休を経て職場に復帰しました。

復帰直後は仕事量を周囲が配慮してくれていたのでしょう。程よい仕事量でスタートしました。徐々に仕事の勘を取り戻して周囲から頼りにされる場面が増えると、どんどん楽しくなっていきます。復帰前の心配をよそに順調そのもののスタートでした。

ところが、復帰から約半年経ったころに組織改変があり、それにより仕事量が大幅に増えることになりました。仕事が終わらない、でも子どもがいるので残業でカバーすることもできない。周囲の人は自分のことを使えない人だと思っているのではないか。マイナスな感情が心を占めるようになり、まるで出口の見えないトンネルの中にいるようでした。

育休明けの仕事が辛いと感じる理由

なぜあんなにも育休明けに仕事がつらいと感じたのか。渦中を過ぎた今だからこそ冷静に分析できます。

すべてが中途半端な自分に落胆する

育休中は自分のリソース100%を子どもに注げます。子どもの体調や機嫌を最優先に、その日の自分の行動を決められます。子どもの好みや栄養を考えた食事だって作ってあげられます。

仕事をするイメージも、バリバリ仕事をしていた産育休取得前の自分の姿で止まっています。

ところが、育休明けに復帰すると圧倒的に時間が足りずどちらも中途半端な状態になってしまいました。

子どもの前では育休中のころのように「いいお母さん」でいたいし、仕事中は出産前の「バリバリ働いていた自分」でいたい。どちらも完璧になんてできるはずはないと頭では分かっていても、かつてのデキていた自己イメージを忘れられずなかなか現実を受け入れられないのです。

上司や同僚が変わっている

数年産育休を取得すると、上司や同僚がガラッと変わっていることも少なくありません。

わたしもそうでした。仲良くしていた同僚や自分のことをよく分かってくれている上司がいなくなり、心ぼそく感じたことも。一人で悶々と悩みを抱えないためには、気軽に相談できる人を職場に見つけられておくことが大事です。

コミュニケーションを取る余裕がない

働きやすい環境を作るためには、周囲とのコミュニケーションは欠かせません。

わたしはもともとコミュニケーションに苦手意識はなく、どちらかと言えば得意なタイプだと思っていました。知らない同僚ばかりの組織へ加わることも、時間をかけて互いの人となりを知っていけば、周囲と打ち解けることはそう難しいことではないと思っていたのです。

ところが育休明けはほぼ100%リモートという環境での復帰。雑談が発生しにくい状況です。短時間勤務で時間内に仕事を終わらせることで精一杯の状況、なかなか他者と積極的な関わりを持ててこられませんでした。気がつけば、同僚とのコミュニケーションを苦手に感じ始めるようになりました。

平日は自分の自由時間がほとんど持てない

とにかく毎日があっという間に過ぎていきます。

仕事を一生懸命しているとあっという間に子どものお迎えの時間。一筋縄ではいかない幼児の相手をしながら、ご飯、お風呂、寝かしつけ…と怒涛の時間を過ごします。

モヤモヤした感情を整理する時間もなく、リフレッシュする余裕もなく毎日が過ぎていきます。

職場に働くママに対する理解がまったくない

最後は外的な要因です。

上司や同僚が子育て経験がない、つまり働くママに対する理解のない職場だと自分がどんなに努力していてたとしても辛いと感じるでしょう。

当たり前のように残業を依頼され、子供の体調不良で取得する有給も白い目で見られる…。そしてそういう状況が続くと雑用ばかり押し付けられ、スキルアップにつながるような仕事は回ってこない。

こういう状況だと自分一人の努力では辛い環境から抜け出せません。

もし自分の職場そうかも…と不安に感じるならミートキャリアにのような転職を前提としない専門機関に無料相談し、働くママにとって厳しい環境かアドバイスをもらうと良いでしょう。(実は、私も相談しました…)

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育休明けの仕事ができないと感じた時の対処法

わたしが実際にどうやってこのどん底を抜け出したのか。また、渦中を過ぎた今だからこそ思う対処法を書いていこうと思います。

できない自分を受け入れること

まずここです。やっぱり育休中の子ども最優先にできていた自分とは違うし、出産前の仕事に全力投球できていた自分とも今は違うのです。

「できていなくてもしょうがない」

わたしの場合、しょうがないと自分を受け入れてあげられたことがきっかけで、徐々に状況が改善していったように思います。

周りに話を聞いてもらうこと

仕事と子育てであっという間に時間が過ぎていく毎日では、誰かと話をする時間を十分に取れません。そうすると、モヤモヤや悩みが自分の中でとどまってしまいます。

誰かに話したら簡単に解決策が見出せるようなことでも、なかなかその答えに行き着くことができず悲観的になりすぎることもあります。

わたしの場合、自分の気持ちをとにかくノートに書きました。そして、ある程度気持ちを整理したら夫にトコトン話を聞いてもらいました。

積極的に同僚とコミュニケーションを取ること

心理学者のアドラーは、「すべての悩みは対人関係の悩みである」と言っています。

「やってもやっても仕事が終わらない」
「仕事が中途半端になってしまっている自分が嫌だ」

当時のモヤモヤをこのように自分では表現していましたが、結局は「同僚や上司から使えない人だと思われているのがつらい」ということだったのだと今では思います。

子どもが熱を出し仕事を突発的に休まなければならないことが続いたとき、「同僚に迷惑をかけてしまった。みんなわたしにうんざりしているはずだ」と悲観的になったことがありました。

それでも、実際は本当は同僚はそんなこと大して気にしてないかもしれない。聞いてみなければ同僚の気持ちはわからないものです。仮に迷惑だと思われていたとしても、挽回をするチャンスはあります。自分に少し余裕がある時に「手伝おうか?」と逆に声をかければいいのです。

短時間勤務だからって助けられるばかりの立場ではありません。助ける側にまわることもできます。そのためには自分の状態を発信すること、そして相手の状況を知るためのこまめな声かけが必要なのだと思います。

自分の時間を持つこと

かつて話を聞いたワーママの先輩方が口を揃えて言っていたのが、”ひとり時間の大切さ”でした。

仕事、家事、育児から離れてひとりで過ごす時間が必要です。家族から離れて、身体を動かしてリフレッシュするも良し、カフェでぼーっとしても良し、ゆっくりと自分の気持ちを整理するのも良し。

「しなければいけない用事」で1日が埋まってしまいがちなワーキングマザー、ワーキングファザーは、意識しないとこの時間がなくなってしまいます。わが家では週末に必ず最低2時間、夫婦互いにひとりの時間を取ることを意識しています。この時間があるから翌日からまた頑張ろうと思えます。

家電・外注・親族、頼れるものはなんでも頼る

上記にも記載のとおり、時間の余裕は精神的な余裕をもたらします。

ワーキングマザー(ファザー)三種の神器を知っていますか?

・食器洗い乾燥機 ・洗濯乾燥機 ・おそうじロボット

すでに導入されているご家庭も多いかと多いますが、うまく使えば本当に便利なものです。自分でこだわりたい家事があれば自分でやるのももちろんいいと思いますが、そうでない家事(どちらかといえば苦手だったり好きでない家事)はどんどん文明の利器や他者の助けを得るのが得策だと言えるでしょう。

わが家でも家電は大活躍ですし、家事代行サービスにもお世話になっています。

私が育休明けのどん底状態を抜け出した方法

仕事を引き受け過ぎてストレス過多になっていたとき、わたしはよく泣きながら仕事をしていました。

テレワーク中、スッキリするからさ、泣きながら仕事してるんだよね〜」何気なく夫に話したとき、「それやばいよ。正常な状態じゃない。仕事休みな」と大袈裟に反応されて初めて自分がおかしいことに気がつきました。

自分としては「イライラがスッキリするから泣く」程度にしか考えていなかったのですが、明らかに正常ではありませんでした…

どうにもこうにもうまくいかなくて、わたしは結局「仕事を減らしてほしいです」と上司に伝えて、仕事を減らしてもらうことにしました。

「できません」「仕事を減らしてください」なんて言ったら「使えない人」認定されてもう仕事人生終わりのように思っていましたが、物理的に仕事量が減ると日に日に心が軽くなるのがわかります。こうして、わたしはモヤモヤのどん底を抜け出すことに成功しました。

もしどうしても社内の人に相談できない場合は社外の人に相談するのも1つの手です。例えば、ミートキャリアというサービスなら無料で60分相談に乗ってくれます。専任のキャリアプランナーが、あなたが次のキャリアを選べるようお悩みを聞いて状況を一緒に整理してくれます。

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育休復帰から1年経ち、今は職場の上司や同僚との関係性も良好。気軽に相談をし合える関係になりました。気持ち的にもとても心穏やかに仕事に向き合えています。長い仕事人生、常に全力疾走である必要はない、ゆっくり走る時期があってもいいと今ならば思います。

育休復帰を控えて不安になっている人、復帰直後でモヤモヤを抱えている人の少しでも参考になればとわたしの体験談を書かせていただきました。


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