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こんにちは。
のん(@non_writer)です。
2人の息子を育てながら、保育教諭として働いています。
今回は母親・保育教諭の視点から、オムツの外れる時期とトイレトレーニング(以下 トイトレ)について解説していきます。
子どもが大きくなってくると「そろそろオムツを卒業する時期?」と気になったりしますよね。
でも今までずっとオムツだった我が子がトイレで排泄する姿は、なかなかイメージできません。
「まだ早いんじゃないかな」と思ったりもします。
トイトレを始める時期はいつごろが適切なのでしょうか。
また、トイトレを始める上で親ができるサポートはなんなのでしょうか。
この記事では上記のような疑問を解決していきます。
トイトレを始めようかと考えている方は参考にしてみてください。
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オムツが外れる時期は2〜3歳
オムツが外れる時期は一般的に2〜3歳といわれています。
わたしが勤めるこども園でも早い子で1歳児クラス、多くの子が2歳児クラスでオムツを卒業します。
2歳児クラスといっても、4月生まれの子どもは進級してすぐ3歳になります。
なので2歳児クラスといえど、3歳になってからオムツがとれる子がほとんどです。
オムツが外れる時期は、子どもによって違います。
一般的に2〜3歳といわれてはいますが、1歳でとれる子もいれば、4歳でとれる子もいます。
早ければいいというものでもなく、遅くてはダメというものでもありません。
大切なのは、子どもに合わせたタイミングでトイトレを始めるということです。
トイレトレーニングを始める3つの目安
「うちの子は2歳だから、もうトイトレを始めてもいいの?」と感じる方もいるでしょう。
しかし年齢はあくまでも目安です。
年齢ではなく、子どもの発達を見て決めた方がいいですね。
発達には個人差があるので、まずはお子さんの様子を観察してみましょう。
以下の姿はみられますか?
・トイレに座れる
・排尿間隔が1時間半以上あく
・尿意を伝えられる
これらはトイトレを始める目安となる姿です。
1つずつ解説していきますね。
トイレに座れる
まずは身体の発達に着目します。
トイレで排泄するためには、便器に安定して座れる必要がありますね。
グラグラしては危険ですし、子どもも安心して排泄に集中できません。
歩行が安定し、三輪車などの遊具や補助なしの椅子に安定して座れるようになっているか確認しましょう。
排尿間隔が1時間半以上あく
次に機能の発達に着目します。
定期的にトイレへ誘うためには、子どもが膀胱におしっこを1時間半以上ためられる必要があります。
1時間半より短いと、遊びを途中で中断させてしまう機会が増えてしまいます。
そうすると子どもはトイレへいくこと自体が嫌になったり、めんどくさくなったりしてしまいますよね。
子どもが自ら短い間隔でトイレへいくのは構いませんが、大人がトイレへ誘うのであれば排尿間隔が1時間半以上になってからにしましょう。
排尿間隔を確かめるには、おしっこが出てから次におしっこが出るまで1時間半以上あるかを確認します。
オムツが濡れたり、トイレでおしっこがでたり、おもらししたり、おしっこが出た時間をメモしておきます。
そして次におしっこが出るタイミングがいつなのか確認します。
食事や気温などさまざまな条件により排尿間隔が変わってくるので、数日かけて観察してみてくださいね。
尿意を伝えられる
最後にことばの発達に着目します。
大人の言葉を理解したり、自分の気持ちを言葉で表現できていますか?
おしっこがしたくても大人に伝えられなくてはもらしてしまいますよね。
はじめのうちは大人側から「おしっこする?」「トイレにいこうか」などの語りかけが必要ですが、徐々に子どもの側からも「おしっこ」「トイレ」などと伝えられる能力が必要です。
排泄の自立を目指してトイトレを本格的に始めるのであれば、ことばで気持ちを伝えられるようになってからにしましょう。
子どもがトイレに行きたくなる工夫
トイトレを進める上で、子どもが自発的に「トイレへいきたい」と思うことが大切ですよね。
子どもの意欲を高めるための工夫をご紹介します。
補助便座を用意する
大人が普段使用しているトイレは、2〜3歳の子どもには大きすぎます。
慣れてくれば安定して座れるようになりますが、トイトレを始めたばかりの子どもは不安に感じてしまうので、補助便座を用意しましょう。
トイレの中に落っこちてしまう不安もなくなりますし、持ち手がついていれば安定して座ることができるので、さらなる安心につながります。
おまるを使うという方法もありますが、毎回きれいに洗わないといけないのでちょっとめんどくさいですよね。
わたしの場合、「排泄はトイレで」という習慣をつけたかったので、おまるを使わずに補助便座からスタートしました。
トイレは子どもにとって高さがあるので、はじめはだっこでのせていましたが、トイレに慣れてきたころに2段の踏み台を用意すると、自分でのぼれるようにもなりましたよ。
トイレを明るく楽しい雰囲気にする
子どもにとってトイレはどのような空間でしょうか。
暗い・怖いといった感情を覚える子どももいます。
安心してトイレへいくためには、子どもにとってトイレが安心できる環境である必要がありますね。
トイレが大好きな空間になるよう、子どもの好きなキャラクターの絵を壁に貼ってみてはいかがでしょうか。
絵を見ながらママとおはなししているうちにおしっこが出た、という経験を重ねていけるといいですね。
トイレが「暗くて怖い」と感じる子どももいます。
電球の色には種類があります。
よくトイレに取りつけられている電球は、電球色といってオレンジっぽくて、あたたかみのある色です。
大人にとっては落ち着く色合いですが、子どもにとっては暗く感じてしまいます。
明るく感じられるのは「昼光色」や「昼白色」です。
もし子どもがトイレを怖がっているようでしたら、電球の色を変えてみるのもよいでしょう。
トイレに座れたことを褒める
トイレに行くという行為は、大人にとっては当たり前の行動です。
しかしこれまでオムツで排泄していた子どもにとっては特別なことです。
トイレに行こうとする姿を認め、もし出なくても「上手に座れたね」と褒めてあげましょう。
子どもは大好きなママやパパが喜んでいる姿が大好きです。
自分がトイレに座ったことを褒めてくれた・喜んでくれた、と感じられれば「また次もトイレに座ろう」という気持ちになります。
子どもの意欲や行動を認める言葉をかけることで、次の行動につながっていきますよ。
我が子のペースでオムツを卒業しよう
保育園で同じクラスの子や、近所の同年齢の子がオムツからパンツへ切り替わると「うちの子って遅い?」と心配になってしまいますよね。
しかし、子どものうちは月齢差のみならず、個人差による発達の違いが大きいものです。
焦る必要はありません。
我が子はトイトレを始める準備が整っているのか、確認しましょう。
確認する点は以下の3つでした。
・トイレに座れる
・排尿間隔が1時間半以上あく
・尿意を伝えられる
トイトレを行う際に、子どもがトイレへ行きたくなるような工夫は以下の3つでした。
・補助便座を用意する
・トイレを明るく楽しい雰囲気にする
・トイレに座れたことを褒める
トイトレ中に失敗はつきものです。
おもらししてしまうことも多々あるでしょう。
「次はトイレでできるといいね」と前向きなことばをかけてあげてください。
もし失敗が続き、親や子に過度なストレスがたまる場合は、まだ時期ではないのかもしれません。
いったんトイトレをやめてしまってもよいでしょう。
小学生になってもオムツをつけている子はほとんどみかけないですよね。
いつかはオムツを卒業できます。
あせらず、我が子のペースでオムツ卒業を目指してみてくださいね。
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