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こんにちは!ハナエ(@hanaemotion)です。
結婚後の働き方、どうしよう?
家庭と仕事の両立ってできるの?
という悩みを持つ方に向けて書いています。
結婚後も仕事を続けたいと考える女性は、全体の6割以上(※1)と言われていますが、夫の転勤、子育てや各々の家庭の事情で退職を余儀なくされる女性もいるのが現状です。
※1 出典:マイナビニュース【独身女性65%「結婚・出産後も仕事を続けたい」理由は?】
私もそうでした。私の場合は夫が全国転勤のため、やむを得ず退職を選びました。
女性も男性と同じように働き、キャリアを積むのが推奨される社会ではありますが、いまだに「男は仕事、女は家事」という性別的役割分業も私たちの生活の中に根強く残っています。
- 仕事を辞めたらどうなるの?
- 退職後の現実問題はどんな感じ?
- 結婚後の働き方の正解は?
- 家庭と仕事を両立できる働き方ってあるの?
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結婚後の働き方を考えよう!仕事を辞めるリスクとは?
私は結婚を決めてすぐ、全国転勤である夫と暮らすためには、自分が仕事を辞めなければならないと考えて、退職という選択をしました。
キャリアを捨てるということに抵抗はあったものの、結婚するということが嬉しく、あまり長期的な視点で考えずに退職を決断してしまいました。
しかし、退職してすぐに現実的な問題を目の当たりにして、辞めたことを後悔しました。
具体的なリスクを見ていきましょう。
安定していた収入がなくなる
当たり前のことですが、自分が毎月得ていた収入がゼロになります。貯金があるからと安心していましたが、その貯金も減っていく一方で、増えることはありません。
このままだとお金はいずれ尽きてしまう、支出を抑えないとやばいかも…と、お金に対する不安が大きくなっていきました。
パートナーの収入に依存する
自分の収入がないのですから、当然パートナーである夫の収入が頼りになります。社会人になってからこれまで、自分のお金は自由に使えていたのに、夫のお金となると、自由気ままに使うというわけにはいきません。生活費はもちろん、自分の身の回りのものを買うのにも夫のお金を使わなければなりません。
私は夫がいなくなったら一体どうなるんだろう?と金銭的に自立できないことが怖くなっていきました。
社会とのつながりがなくなる
「人間は社会的な動物である」という言葉を聞いたことがありますか?
私が仕事を辞めて最も辛かったことが、突然社会とのつながりがなくなり、自分は何の役にも立っていないのでは?、と感じてしまったことでした。
1日の間で会話をする人間が夫だけになり、それがとても苦しくて、自分の社会的な面が削ぎ落とされたような気持ちになりました。それまで会社で働いていたときは気づきませんでしたが、社会の一員であるという気持ちは、自己肯定感を高めてくれる大きな要素でした。
将来の年金受給額に差が出る
年金には国民年金と厚生年金の2種類があります。国民年金は国民全員が加入し、年金も平等に受給することが出来ます。
しかし、厚生年金は会社員・公務員等が加入できる制度で、夫の扶養に入っている専業主婦の場合は、受給の対象にならないのです。
日本の平均的な収入世帯で40年間夫が就業し、その間ずっと妻が専業主婦だった世帯は、共働き世帯に比べて、年間で100万円以上年間受給額が少ないとされています。(※2)
※2 出典:日本年金機構 国民年金・厚生年金保険 被保険者のしおり
結婚後の働き方を選択しよう!4つの働き方のメリット・デメリット
結婚後に仕事を辞めてしまうことにはリスクが伴うため、私は働き続けることをおすすめします。
ただ一言で働くといっても、その働き方はさまざま。
自分の家庭・暮らしにベストマッチする働き方を選択することが大切です。
ここからは4つの働き方とそれぞれのメリット・デメリットについて紹介します。
正社員
正社員とは、企業に直接雇用され、定年までの間、特に雇用期間を定めない働き方です。
1番堅実的な働き方とされています。
・収入が安定し、ボーナスの支給がある
・制度面の充実(育児休暇・介護休暇など)
・福利厚生の充実
・社会保険の適用(怪我や病気をしても金銭的不安が少ない)
・社会的信用度がある(住宅ローンやクレジットカード作成時に有利とされる)
・転勤や異動を伴う
・責任が重い
・残業労働あり
正社員として働く場合、大きい会社であればあるほど、会社の持つ資産や知名度、活躍できるフィールドも広いので、メリットも大きいとされます。
特に女性は、出産・子育てというライフイベントを考慮すると、安定した収入や制度の充実(育児休暇等)はとても重要な要素です。
ただメリットも大きい分、デメリットも大きいです。正社員には予期せぬ転勤や異動はつきものですが、会社の命令である以上、従わなければなりません。引っ越しを伴う転勤などは、同居する家族にも影響します。
正社員としてのメリットは大きく、社会的にも守られている印象を受けますが、その分、会社のために働き、暮らしを左右されることもあるのが最大のデメリットです。
- 自身の安定した収入をしっかり確保したい!
- やりがい・キャリアアップを追求したい!
- その企業にコミットしたい!という強い思いがある
パート
パートは、その名の通り、フルタイムで働かず、パートタイムで勤務する働き方です。アルバイトや契約社員などもフルタイムではない限り、パートタイムの労働と同じものとみなされます。
・時短や週3など希望の勤務時間・日数を選べる
・正社員に比べて選べる求人が多い
・未経験でも選べる求人が多い
・時給制で収入が安定しない
・ボーナスがない
・正社員に比べると、福利厚生や制度の適用をすべては受けられない
・キャリアアップは狙えない
パートは、子育て中の主婦(夫)や、フルタイムで働けない人にとっては、とてもぴったりな働き方です。
一度仕事を辞めてしまい、社会から離れてしまった人でも、パートで働いて少しずつ感覚を慣らしていく、という方も多いようです。
ただ、収入が安定していなかったり、福利厚生を思うように受けられないというデメリットも大きいです。
また、扶養内で働く、という言葉をよく耳にしますが、これはパートをしている人に多くみられます。
妻(夫)の扶養に入っている場合、年収103万円以内であれば所得税がかからずに済み、年収130万円以内(※3)であれば、国保やパート先の社会保険に自分自身で加入しなくて済むというボーダーラインが存在します。
※3 労働条件によっては、106万円を超えた時点で、社会保険に加入しなければならない場合もあります。
- 子育てや介護など、家族との時間を優先したい!
- 扶養内で働きたい!
- 社会とのつながりを少しでももちたい!
派遣社員
派遣社員は、派遣元企業と労働契約を交わし、就業先企業に派遣されます。給与は、就業先ではなく、派遣元企業が支払ってくれます。一定の契約期間があるというのが、特徴です。
・時短・週3など希望の勤務時間・日数を選べる
・さまざまな企業で経験を積める
・就業先とトラブルになっても派遣元企業が間に入ってくれる
・パートに比べて時給が高め
・ボーナスがない
・雇用が不安定(継続して働きたくても契約が打ち切られることがある)
・福利厚生が手薄
・フルタイムで働いても正社員より立場が弱い
派遣社員は、時短で働く人もいれば、フルタイムで正社員と同様に働くなど、自分のライフスタイルに合わせて働き方が選べる、自由度の高い働き方と言えます。
デメリットとしては、やはり雇用が不安定ということですね。派遣という制度は、同じ企業では最大3年までしか就業できないので、長く働きたくてもできない、ということになります。
また、紹介予定派遣という制度を利用すれば、いずれは正社員になることを前提とし、企業とのミスマッチを防ぎつつ、派遣社員としてまず試しに働いてみるということもできます。
- 仕事とプライベートの時間をしっかり棲み分けしたい!(自分なりにカスタマイズ)
- いろいろな会社で経験を積みたい!
- 期間を決めて働きたい!
フリーランス
フリーランスとは、企業に属さずに、個人で仕事を請け負う働き方です。
近年、インターネットが普及し、場所や時間にとらわれずに働くことが可能になり、同時にフリーランスとして働く方も増えてきています。
・自由に仕事を選び、自分の好きな時間に働くことが出来る
・自分次第で、大幅な収入アップのチャンスあり
・自身のライフスタイルにあった働き方ができる
・収入が不安定
・仕事の獲得から自分で行わなければならない
・厚生年金に加入できない
フリーランスは非常に自由度の高い働き方と言えますが、その分、どこの企業にも属していないので、自分で仕事を獲得しないことには収入はない、という厳しい面もあります。
フリーランスは、Webデザイン・エンジニア・プログラマーという、ITスキルを備えている人が多い印象ですが、ライターやブロガーなど未経験からスタートして、クラウドソーシング(※4)やアフィリエイト(※5)などで収入を得ているという方も多いです。
※4クラウドソーシングとは、インターネット上で企業が不特定多数の人に業務を発注する仕組みのこと。
※5 アフィリエイトとは、自分のホームページなどで商品の宣伝をし、それをみた読者が実際に商品の購入に至った場合、その成果に応じて報酬が支払われる仕組みのこと。
- 自己管理能力が高い人
- とにかく自由に働きたい!
- 安定よりも変化や挑戦を求めたい!
自身に合った結婚後の働き方を見つける方法
ここまで、4つの働き方とそれぞれのメリット・デメリットを紹介しました。
私の場合は、正社員×フリーランス、という掛け合わせで働いています。
結婚を機に、バリバリの総合職から、残業やノルマのない一般事務職へ転職。しかし夫が全国転勤のため、ずっと一緒に暮らしていくためには、いずれまた今の仕事を辞めるときがくるかもしれません。
私にはどんな働き方が向いているのかいろいろ調べてみたところ、場所を選ばずにPC1台あればどこでも働けるWebライターという仕事をフリーランスでやっていくという働き方がマッチするのでは?という結論に至りました。
今は正社員で働くかたわら、副業でWebライターの仕事をしています。正社員であっても、副業をOKとする会社は、近年とても増えてきています。興味のある方は、ぜひ会社の規定を調べてみてください。
自身に合った働き方を見つけるというのは、難しいようですが、自身のおかれた状況をしっかり分析すれば自ずと見つかるものです。
特に女性は、出産・育児などのライフイベントの際に、退職という選択をせざるを得ない人が多いのが現状です。
一度退職を選んだとしても、その後の働き方の選択肢は色々あることを知っておくだけで、心に余裕が生まれます。
社会とのつながりをもち続けるためにも、自身にマッチする働き方をしっかり見極め、選択していきましょう。
- 働き方にこれが正解、というものはない
- 心の余裕のために、どんな働き方があるかを知っておこう
- 自身のおかれた状況としっかり向き合おう
- 自分や家族の今とこれからの暮らしを考えよう
- どんな働き方が自分にはマッチしているかをしっかり見極めて選択していこう
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