30代後半の転職は難しい?失敗しない転職のための考え方と活動方法

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こんにちは!子育てキャリアナビ編集長の3boysパパ(@3boys.papa)です。

先日ツイートもさせて頂いたんですが、転職先が決まる前に7年半勤めた会社を退職しました。

現在30代後半という年齢のこともあり、転職先が決まる前に退職するって不安じゃなかったんですか?とたくさんの方に聞かれました。

もちろん不安がまったくないという事はありませんが、何とかなるという楽観的な気持ちのほうが強くて退職に至りました。

20代や30代前半と比較すると転職する難易度が上がることは確かだと思いますが、10年前と比較すると30代後半の転職も当たり前になりました。

個人的な感覚としては、考え方や活動方法さえ間違えなければ十分に戦えると思っているので今日はそんなお話を書いていきます。

30代後半で年齢的に転職できるか不安…という方はもちろん、20代や30代前半の方で将来何歳ぐらいまで転職できるんだろうと漠然とした不安を抱かれている方にも参考になると思います。

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35歳転職限界説は本当なの?実際の転職の難易度は?

転職市場では、35歳を超えると求人数が減ってしまい転職が難しくなるという『35歳限界説』というものがあります。

個人的には、『35歳限界説』は一昔前の話であり、最近は35歳以上の方もバンバン転職しているイメージです。

気になったので少し調べてみたところ、日本人材紹介事業協会の『職業紹介会社大手3社 転職紹介実績』の転職紹介人数のデータ比較が参考になりそうです。2010年と2020年を比較してみました。

2010年 2020年
36歳〜40歳 1,291名 4,086名
41歳以上 941名 5,248名

※引用元 : 人材紹介大手3社 転職紹介実績の集計結果

参考として41歳以上のデータも残してみましたが、10年前と比較するとに転職エージェント経由の転職者数はめちゃくちゃ伸びています。

転職者の総数自体も伸びているので36歳以降だけが急激に伸びていて難易度が下がっているという見方は出来ませんが、36歳以降の転職もだんだん当たり前にはなってきているようです。

このデータを見ても、僕の周りの30代後半の方を見ても普通に転職してますので『35歳限界説』は昔の話と捉えて問題ないと感じます。

30代後半でも失敗しにくい転職の基本的な考え方

僕が前回転職活動をしたのは30歳の時なんですが、その時と比較してみると転職に対する考え方が随分変わったと感じます。

30歳の頃は、今振り返ってみると『少し背伸びした企業』に転職したいと考えていたように記憶しています。

少し背伸びした企業に入って、自分より優秀な人に囲まれて切磋琢磨する中で自分も成長していきたいという考え方でした。

当時はそれで良かったと思っていますし、少し背伸びした企業に入ったおかげで随分と成長させて頂いたと感謝しています。

ですが、30代後半の今は考え方が変わりました。

少し背伸びした企業ではなく、『本当に自分に合いそうな企業』を選ぶのが重要になってきたなと。

もう少し噛み砕くと、

・経営陣が信頼できる
・自分が入社することで事業課題や組織課題が解決できる
・事業テーマが自分の関心に合っている
・働き方を柔軟に選択できる

などを重視して転職先を選ぶイメージです。

人間なのでつい人気があるブランド企業、給与が高い企業などに目がいきがちですが、30代後半ともなると組織へのフィット感や入社後すぐに活躍できる環境かどうかみたいな部分のよほど大事なので見誤らないようにしたいところです。

30代後半でも失敗しにくい転職活動の進め方

失敗しにくい考え方の部分でも述べた通り、30代後半の転職では『本当に自分に合いそうな企業』を選ぶことが大事になってきます。

そして、そういう企業を選ぶための重要なポイントは以下の3つだと考えます。

1. 応募経路は転職サイトより転職エージェント。転職エージェントよりリファラル。
2. 面接はよく見せようとせず、素で臨む
3. 執務スペース見学や会食など面接以外の接点を作る

まず、ナビサイトで求人探してたくさん応募してみたいな数撃ちゃ当たる作戦は絶対に辞めましょう。

30代後半の転職活動は、転職サイトより転職エージェント、転職エージェントよりリファラル(知人紹介)が良いです。

転職サイトで探す企業より、企業をよく知る人から紹介された企業のほうが自分に合っている可能性が高いからです。

ベストは知人から紹介してもらうリファラル転職ですが、知人から紹介してもらうのが難しい場合は転職エージェントを利用するのが良いと思います。

自分の場合は大手転職エージェントに登録して担当者が残念だった経験あるので、『リクルートダイレクトスカウト』と『ビズリーチ』で自分のことを理解してくれそうで且つ求人企業にも詳しい転職エージェントを探すというやり方をしています。

転職エージェントはどの会社が良いとかはないと思ってまして、誰に担当してもらうかで決まるのでそういう人を自分で探すしかありません。

次は面接に関するポイントについてです。

面接ではよく見せて受かろうとしないことがとてもともて大事だと思ってます。

よく見せようと努力すればもちろん内定する確率は上がりますが、入社してからミスマッチを感じる可能性が高くなります。

繰り返しになりますが、『本当に自分に合いそうな企業』を選ぶことが目的なので、無理して内定を獲得しようとするのは本末転倒です。

面接は素で臨み、等身大の自分を見てもらって、それでも一緒に働きたいと言ってくれる企業を見つけるべきです。そういう企業こそ『本当に自分に合いそうな企業』だと思います。

あともう1つ大事なこととして、面接以外で接点を持って企業側の素を見るということも忘れないようにしたいところです。

求人企業側も求職者に良く見られたいという考えは必ずあるので、面接だけでは企業の素を見抜くのは難しいです。

なので、体験入社のような一緒に仕事をする機会があればベストですが、そういう対応をしてくれる企業は稀なので、例えば執務スペースを見学させてもらったり会食に行くなどして『普段の企業の様子』を見てみることをおすすめします。

面接では気づかなかった違和感を感じることもあれば、ますます入社したくなることもあると思います。

それこそが企業の素の部分なので、求職者側もしっかりと見極めすることが大切です。

参考までに、この記事を読んで頂いた方に役立ちそうな30代×転職をテーマにした関連記事を2つ載せておきます。

30代の転職で楽しいと思える仕事に就くために大事なことを考えてみた 40代での転職は厳しいと地獄を見ないために30代で意識すべきこと この記事が、キャリアに悩む30代の方の何らか参考になれば幸いです。