こんにちは!子育てキャリアナビ編集長のしぶたく(@shibutaku_024)です。
この記事は、
・管理職のストレスが我慢の限界
・管理職を今すぐ辞めたい
と考えている方に向けて書いています。
こんなことで悩んでいる管理職の方、管理職になることが不安な方がこの記事の想定読者です。
この記事を書いている私自身は上場企業の部長職・スタートアップのボードメンバーなど管理職経験が豊富にありますし、育児との兼ね合いで管理職を降りたり退職したりという経験もあります。
これらの実体験がベースに書いているため、管理職のリアルに踏み込んだ記事に仕上がっています。
管理職を辞めたいと悩む皆さまが何らかヒントを得られたり、少しでも気持ちが楽になるよう心がけて記事を書きましたので是非最後まで読んでみてください。
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管理職辞めたいと思っている人は意外と多い
管理職をやっていればストレスが大きいので1度や2度は『管理職辞めたい』と思ったことがある方も多いのではないでしょうか。
実は、私もそのひとりです(笑)
Twitterで検索してみると、
給料下がっていいから、管理職辞めたい。
言われたことを迅速に、正確にこなすロボットになりたい— 176 (@inaro_260111) May 1, 2022
若年層以外で・・・前職で給与が安い人って・・・・
それなりに理由があるんだな・・・・
って思うことが最近立て続けに起きている・・・管理職辞めたい・・・
— Shu Takeda⚡エンジニア? (@kiki0365) September 29, 2021
管理職キツイ😖GWなのに仕事が終わらない🥶あー辞めたい😂
— すい@子育て×副業ラボ⭐️Amazonアソシエイト申請中 (@rakutensui) May 2, 2022
うわぁ〜ん(´;ω;`)
管理職辞めたいよ〜誰か変わってくれへんかな?— ノルくん (@kazu12170809) March 10, 2022
たくさんいますね…笑。
ではなぜ、多くの人が管理職を辞めたいと考えるのでしょうか?
まずは統計データを見てみましょう。
出所 : 若手と管理職の意識調査
このデータは【我慢できない程の強いストレスを感じてしまう、仕事上のできごとは何か】というアンケートで左が若手で、右が管理職のデータです。
管理職のデータを見ると、以下のようになってます。
・2位 : 減給・減棒 をされる : 38.0%
・3位 : 他人のミスを押し付けられる : 32.2%
若手のストレスの原因をキーワード化すると【ミスの押し付け】【残業】【手柄の横取り】などに集約されますが、管理職は【人間関係】【減給】【板挟み】となり、少し毛色が違います。
若手のアンケートデータと比較してみると、管理職は『上司から見放される』(5位)や『後輩・部下から見下される』(7位)や『意見の対立で板挟みになる』(9位)などが上位となる傾向があり、周囲からの評価と意見の板挟みでストレスを感じやすいといった特徴が見受けられました。
また、私の周囲の管理職にヒアリングしてみたところ、アンケートデータと大きな相違なく、管理職への不満やストレスは以下のような意見が多かったです。
長時間労働のため、家庭やプライベートの時間を大切にできない
業績や成果のプレッシャーが平社員時代の比ではない
上司と部下の板挟みに合うことが多く、苦しい
部下を叱るなど人に言いにくいことを言わなければいけない憂鬱な機会が多い
ちょっとした発言が、セクハラ・パワハラと言われることが恐怖
あなた以外にも、これらの理由で管理職を辞めたいと思っている人が多くいることがわかりましたね。
この記事をご覧の方の中には『自分が管理職に向いてないのでは?』と自信をなくしている人も多そうですが、そう決めつける前にミイダスの『コンピテンシー診断』でマネジメント資質を診断してみると良いかもしれません。
なお、そもそも管理職になりたくないという人が増えていますが、管理職を目指さないキャリアについて書いた記事を参考までに載せておきます。
出世して管理職になりたくない人は増えてるけどキャリア的にどうなの?管理職を『辞めたい』と思った時の対処法
次は、管理職を辞める前に試してい欲しい対処法を解説します。
対処法を解説する前に、1点だけ。
『もう我慢の限界』と感じている人は迷わず転職してください。
対処しているうちに心や身体が病気になってしまっては取り返しがつかないからです。
私自身が我慢しすぎて、病気に近い状態になった経験があるので、この点は強くお伝えします。
今の職場で管理職に抜擢されているあなたであれば、社外でも評価されるはずですし、転職することは難しくないはずです。
管理職の転職は『リクルートダイレクトスカウト』と『ビズリーチ』の2つに登録しておけば安心です。
登録がまだの方は、5分で登録できるので、今すぐ登録しましょう。
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今すぐ転職を考えていない場合も、社外に出た時の自分の市場価値や転職先企業候補のイメージを持っておくことは極めて有益です。
ご自分の市場価値のイメージがつかないという方は『ミイダス』で簡単に調べられるので診断してみてください。
たくさんの管理職の人を見て気がついたのですが、管理職になる人は責任感が強い人が多いためか自分で自分を追い詰める癖があります。
『自分で自分を追い詰めること』を辞めるだけで心が軽くなったり、状況が好転するケースを過去に何度も見てきました。
上記も踏まえて、辞める前に試してほしいことを3つお伝えします。
管理職の仕事に強いストレスを感じている方は1つだけでも良いので、是非試してみてください。
①『自分だけの力でやらなければいけない』という思い込みを捨てる(権限移譲)
よくある思い込みの例として、以下のようなものがあります。
この例のように、思い込みで自分を苦しめている管理職の方は思いの外多いです。
会社や上司は、問題解決を望んでいるのであって、あなただけの力で問題を解決して欲しいと望んでいるわけではないのです。
会社や上司はあたなにスーパーマンになってほしいと願っているわけでもありません。
責任感からくる思い込みで、自分の期待値を上げすぎていませんか?
少し肩の力を抜いて、深呼吸しましょう。
自分で自分の期待値を上げる前に、まず周囲に自分に期待していることを聞いてみましょう。
自分が思っているほど多くのことを期待されているわけではないことがわかるはずです(笑)
そうすると、少し手を抜いても大丈夫な案件がわかったり、別の人に任せても問題ない案件が見えてくるので、ずいぶん楽になるはずです。
管理職はチームで成果を出すことを求められています。プレイヤー時代のように全て自分でやる必要はありません。思い切ってどんどん権限移譲していきましょう。
②上司・同僚・部下など誰でも構わないので『周囲に助けを求める』(仲間づくり)
2つ目は『周囲に助けを求める』です。
自分はこれが苦手ですが、実は一番効果があります。
管理職としてうまく立ち回れていない時は周りが敵ばかりに見えます。
しかし、よく考えてください。
同じ会社の人って、本当は仲間のはずですよね?
思い切って上司・部下・同僚に助けを求めてみましょう。
相談に乗ってくれたり、仕事を手伝ってくれたり、人を紹介してくれたりするはずです。
実際に困っている状況が好転することも嬉しいですが、何より仲間がいることがわかるとホッとしますよね。
勇気を出して周囲に『助けて』と言うだけなので、ぜひやってみてください。
もし助けてくれる人が誰もいなかったら、その会社は辞めたほうがいい可能性が高いです。その厳しい状況が改善する見込みは極めて低いからです。
③マネジメントや管理職の相談に乗れる『メンターを探す』
3つ目は『メンターを探す』です。
困ったときに相談できる経験豊富なメンターを作ることはとても有効です。
ピンチの時に相談できたり、アドバイスをもらえるのは非常に助かります。
自分ひとりで考えて対処するより成功確率が上がりますし、何より心が楽になります。
社内にそういうメンターを見つけることができればベストですが、社外でも構いません。
『社内で結果を出している人』『同業界の人』『憧れの生き方をしている人』『昔から尊敬している人』『学生時代の先輩』など自分もこんな人になりたい!と思う憧れの人にメンターになってもらえるようお願いしてみましょう。
行動しない限り誰もメンターになどなってくれませんが、お願いしてみると案外快く引き受けてもらえるものです。
もし周囲にお願いできそうな人がいない場合は、『POSIWILL CAREER(ポジウィルキャリア)』という有料のメンタリングが受けれるサービスなどを活用してみるのも一つの手かもしれません。初回面談は45分間無料で受けられます。有料のメンタリングサービスで初回割引はよく見かけますが初回無料は珍しいので無料面談を試してみてください。
管理職を辞める前に知っておきたい『メリット』と『デメリット』
続いて、管理職を辞めるメリット・デメリットにも触れておきます。
管理職を辞めるとストレスから解放されるなどのメリットもありますが、デメリットもありますのできちんと理解した上で決断しましょう。
勢いで辞める前に
プレイヤーに戻れるため、専門性を高めることで市場価値を上げるという選択肢をとることができる
仕事の時間が減少して、自分の時間が増えるためプライベートが充実する
降格させられて可愛そうという周囲の目が気になったり、惨めな気持ちになることがある
転職する時に管理職を降格させられた人と見られるため、評価が下がるケースがある
管理職を降りた後のキャリアプランは?平社員に降格?転職?独立?
まず管理職を降りたい時のキャリアのパターンを整理してみましょう。
②管理職を降りるが会社に残らず、転職をする
③管理職として転職をする
④独立をする
⑤休職か退職してしばらく働かず休む
①管理職を降りて、平社員として会社に残る
①は結論から言うと『あり』です。が、まあまあ『しんどい』です。
例え、自分の意思で管理職を降格して平社員に戻っても、周囲の目は気になるものです。
『●●さんは降格させられて可愛そうだ』という目で見られるのはさぞしんどいでしょう。
私自身も管理職を自分の意思で降格した経験が2度ほどありますが、1年持たず転職の道を選んだ経験があります。
惨めな気持ちになりやすい選択肢なので、①を選ぶ場合は相応の覚悟で選択することをおすすめします。
②管理職を降りるが会社に残らず、転職をする
管理職をどうしても辞めたい場合、転職するほうがストレスが少ないケースが多いと思います。
転職すると一度キャリアがリセットされるので、前職で管理職やっていたかどうかは周囲に人はあまり気にしません。よって、周囲の目が気になることもほとんどないでしょう。
一方で、管理職ではない役割で転職するのですから、報酬面は一時的に下がる可能性が高いです。その点は覚悟した上で選択すべき選択肢です。
③管理職として転職をする
管理職辞めたいと思っているのだから③はないでしょう…。と思うかもしれません。
しかし、③の選択を取る人は一定数いらっしゃいます。理由は、管理職に求められることや環境は会社によって全然違うからです。
僕自身も管理職として転職した経験はありますが、転職をきっかけに求められることや環境が変わった結果、管理職を辞めたいとまったく思っていませんでした。
むしろ楽しんでやれていました。
同じ管理職でも会社によって全然違うので、環境を変えるために転職するのは一つの手かもしれません。
転職を検討する場合は、一度『リクルートダイレクトスカウト』と『ビズリーチ』に登録し、どんな求人があるのか知るところから始めましょう。
2つともハイクラス向けの転職サイトなので、管理職求人じゃなくても年収が高い求人が多いです。
④独立してフリーランスとして働く
④の選択すると一時的にストレスは激減するケースが多いです。
管理職特有の人間関係ストレス、数字のプレッシャー、激務などが獲得する案件次第ではありますが、解消されるからです。会社員でない場合、やる仕事も一緒に働く人を選ぶことも可能です。
働く時間の制限もなくなるため、場合によってはプライベートの時間も増えるかもしれません。
一方で、仕事の依頼が途絶える可能性があるなどの不安定さが発生したりもしますし、これまで会社が代行してくれていた社会保険や年金などの手続きや支払いも自分でやる必要があるため本業以外の事務的続きなども発生します。
また何よりご家族がいる場合は、ご家族が仕事が継続するかわからないという不安定さから、不安に感じられることもあると思います。
⑤休職か退職してしばらく働かず休む
⑤の選択肢も場合によっては検討して頂きたいです。
一番問題なのは、辛くて辛くてたまらないのに我慢し続けることです。
我慢し続けた結果、病気になったりすると取り返しがつきません。
病気になるくらいであれば、休職か退職して一時的にお休みを取る選択肢も検討すべきです。収入がなくなる不安があるかもしれませんが、条件を満たせば傷病手当をもらえる可能性もあります。支給されるか心配な方は、入っている健康保険の公式サイトを調べるか、問い合わせをして傷病手当の給付可能性を調べてみてください。
①〜⑤いずれの選択肢を取るにしても、今いる会社が全てではないので、幅広く自分の今後のキャリアを考えてみてください。
もっともっと働きやすい職場、働きがいを感じる職場が世の中にはたくさんあるのです。
勇気を持って一歩踏み出してください。