※このページにはPRリンクが含まれています
こんにちは!かなです。
本日は、転職前に知っておきたい「自分の市場価値の上げ方」について書いていきます。
・転職したいけれど、自分の市場価値がわからず不安…
・将来の転職で選択肢を多くしておくため、転職活動で困らないようにするための備えって何…?
こんなお悩みを解決する記事になっています。最後は市場価値を測る具体的な方法まで記載していますので、気になるところからぜひ読んでみてくださいね。
あなたの市場価値はこれで決まる
結論から言うと、市場価値は”需要”と”供給”で決まります。「需要が高い」とは、ある特定の経験・スキルを持つ人材を募集する企業が多い状態をいいます。その経験・スキルを持つ人は”市場価値が高い”ということになります。
簡単に言えば、私たちがスーパーでみる野菜や肉、魚の価格と原理は同じです。
安い魚の代表格だったサンマが不漁が続き、出荷されることがレアな状態になると気づいたら1匹500円以上する魚になっていたということもあります。実体は変わらずとも変動するというところが面白いところです。労働マーケットを生き抜くために、会社から選ばれる方法は、年収を下げて「自分の価値を下げる」もしくはあなたの生み出す価値を大きくし、「市場価値を上げる」のいずれかを選択することができます。
・・・もちろん、後者を選択したいですよね。
20万部突破ベストセラーのビジネス書北野唯我さんの著書、転職の思考法によると市場価値の要素は、以下の3つに分けることができます。
・技術資産(専門性×経験)
・人的資産(愛され力)
・1人当たりの業界の生産性(儲かる業界or急成長している業界)
自分の市場価値の四角い箱をイメージしてみた時、縦×横×高さを技術資産×人的資産×業界の生産性にしてみるとこれら3つの軸を掛け合わせた箱の大きさが大きいほど、市場価値は高いと言うことができます。この3つの資産のうち、測りやすく、磨きやすい技術資産と業界の生産性に注目した、市場価値を上げるコツ3つについてお伝えします。
※人的資産については、サクッと後述します。
市場価値を上げるコツ1:社内評価<市場評価 ー上司を見て仕事をするなー
転職の思考法の中では、一生食えるかどうかは、「上司を見るか、マーケットを見るか」で決まると言われています。
目の前にいる上司に怒られないように、褒められるように・・と上司に喜ばれることを一番に仕事をしている方が、短期的には楽かもしれません。しかし、転職を考える時には、会社の評価ではなく、マーケットから見た評価を考えなくてはならないのです。お客様や市場を見て仕事をする方が長期的にはハッピーであると言う大前提を忘れるべからず!
市場価値を上げるコツ2:作業者マインド<思考者マインド ー専門性を磨けー
高い技術力を持った人間は、どんな会社からも必要とされます。この技術力は、専門性×経験で決まります。キャリアは20代は専門性、30代は経験、40代は人脈なんて言われますが、特に20代~30代前半の方は、専門性を磨くことに注力するのが市場価値を上げる戦略の一つです。
今すぐできる心がけとしては、作業者マインドにならないこと。
仕事の取り組み方には、2種類あります。1つは決められた手順、方法で与えられた課題を解決するような仕事のやり方(作業者マインド)。もう1つは、自ら考え、付加価値を出しながら課題を解決していくような仕事のやり方(思考者マインド)です。
作業者マインド:みんなの発言をそのままメモする
思考者マインド:この発言の意図はなんだろう?もっと効率良くならないだろうか?
作業者マインド:参加者分コピーする
思考者マインド:使用目的って何だろう?印刷の仕方に工夫すべき点は?
作業者マインドと思考者マインドの違いは、そこに「問いかけ」があるか?ということです。たとえ決められたことであっても、思考者マインドで仕事をすることはできます。作業になってしまった仕事は、AIに取って代わったり、アウトソーシングが容易です。答えのない問いに向き合うこと、思考することをやめた作業者の価値は下がってしまいます。
…とは言っても、仕事に作業はつきものです。どんな仕事にも作業はあるし、作業には作業の価値があります。ただ、市場価値を上げたいと思うのであれな、作業だけをしていてはいけないということ。一般的には、全体の仕事の2割以上は思考者マインドでやるべし!と言われています。専門性を最短距離で磨くために、思考者マインドで仕事をすることから始めましょう!
市場価値を上げるコツ3:スキル<業界 ー儲かる業界に属せー
同じ営業、同じスキルを持った人でも、広告業界やマスコミ業界と、ウエディング業界の給与は違います。所属する業界によって、稼げる規模額が異なるのでもらえる給与も違ってきます。具体的には、銀行、コンサル、商社、マスコミ業界は儲かる業界として挙げられます。今現在儲かる業界になっていなくても、これから伸びていく業界、まだまだ成長していきそうな業界を選ぶことができれば、技術資産や人的資産が低い人でも、高い給料を得ることができます。儲かる業界を見定める基準としては、ベンチャー企業が多数参入しているか?という観点が重要です。
愛され力も、侮るなかれ!
コツの中には登場させませんでしたが、人的資産も市場価値を測る重要な要素の一つです。人的資産を持った人は、どんな人とも仲良くなれ、可愛がられる力を持った人と言われています。
「〇〇さんだから、この仕事をお願いしたい」
そんな風にと言われるような人が、人的資産を持った人です。この人的資産は数値化することができません。しかし、「転職したとしても、変わらず仕事をくれる人」を考えてみると、自分の人的資産がどれほどなのか測りやすいというようなニュアンスで紹介されています。
市場価値を測る方法
市場価値の計り方は様々で、『ミイダス』や『DODA』など、あらゆるエージェントサイトにて短時間にて調べることができます。ミイダスでは、経歴やスキルを入力していくと「年収〇〇万円」という形式で市場価値を計測することができます。また、その経験やスキル、年収額に応じて面接確約のオファーを受けられるのでおすすめです。
自分の市場価値を知るのに最も有効な方法は、実際に転職活動をしてみることです。実際に転職する必要はありませんが、市場価値を知り、いつでもどこへでも動ける自分を作っておくことは非常に重要です。
転職を全く考えていないという人も、上司ではなく市場を見て、作業者マインドではなく、思考者マインドで、伸びている業界に身を置くことで転職への助走期間とすることができます。市場価値を意識を持って仕事に取り組み、自立的にキャリアを築いていきましょう!