ワーママ・ワーパパは出世ではなく市場価値を優先していいのかもしれない

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こんにちは!子育てキャリアナビ編集長の3boysパパ(@3boys.papa)です。

普段は、Twitterで【子育て × 働き方】をテーマにツイートしたりしています。

僕自身以前は事業責任者として仕事をしていましたが、育児とバランスを取るのが大変難しく感じてしまい働き方を大きく変えた経験があります。

その経験から、先日こんなツイートをしました。

自分の実体験として、子育てにコミットしながら出世も狙うというのが非常に難易度が高い作戦だと感じたので、

・子育て中に出世を狙うのが難しい理由
・子育て中に出世ではなく市場価値にフォーカスしたほうが道が拓けるかも

というテーマで今日は自身の体験談を中心に書いていきます。

なお、Twitterで【子育て × 働き方】をテーマに発信しているからか『ワーママ・ワーパパにおすすめの転職エージェントを教えて!』と言われることが増えたのでまとめ記事を書きました。よろしければ、こちらもご覧ください。
ワーママ・ワーパパにおすすめの転職エージェント・転職サイトまとめ【保存版】

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子育て中に出世しようと思っても想像以上に難しい

突然ですが、マミートラックという言葉をご存知でしょうか?

マミートラックとは出産を終えた女性が仕事に復帰したにも関わらず単調な業務しか与えられなかったり、育児のために『残業ができない』『休むことが多い』などの理由で、出世コースとは違ったもう一つのコースに乗ってしまうことを指す言葉です。

マミートラックとは競技用のトラックに由来していて、一旦出世コースから外れてマミートラックに乗ってしまうとトラック内を永遠にグルグルと走らされ抜け出せないというニュアンスだそうです。

こういう言葉があるくらい、子育て中の女性が昇格や昇給をする難易度は高いです。

実際に僕も順調なキャリアを歩んでいる女性が育休から復帰した途端、責任ある仕事を任せてもらえなくなりキャリアに悩むという事例を幾度となく見てきました。

その度にモヤモヤした気持ちになりつつ、この時期の女性が管理職を目指すのは茨の道だなぁと感じざるを得ませんでした。

一方、男性を見てみると子供が出来た後もそれ以前と変わらずバリバリ仕事をして出世してく方もいますし、逆に育児にコミットしつつ仕事も頑張っているもののキャリアに悩むというケースもあるようです。

育児にコミットする男性は残業をしない人が多いので、それが原因で職場で少し浮いてしまったり出世コースから外れていくケースがあります。

僕自身も1人目が生まれた時、約2年間毎日定時に帰ってました。

だからと言って仕事のアウトプットが落ちたとは思いませんが、会社にいる時間が短いと職場で良く思われない事も事実です。

『たくさんさんは毎日定時帰りでいいですね』という嫌味を言われたことも何度もあります。

実際に残業をほぼしないスタイルを貫き通すと出世を諦めた人みたいな扱いになり、昇格や昇給をする難易度が極めて高くなると感じました。

僕のTwitterやこのブログを読んでくれている男性は育児へのコミットが高い方が多いので共感頂けるのではないでしょうか?

本質的ではありませんが、まだまだ日本の会社では仕事している時間が長いことが重要で、時短勤務や残業しないワーママ・ワーパパが出世しようと思っても難しいのが現実のようです。

子育て期間は出世ではなく市場価値にフォーカスしたほうが道が開ける

出世には地位や名誉を手にするという側面もありますが、本質的にはあくまで収入を増やす1つの手段だと僕は捉えています。

ここ10年で収入を増やす手段が多様化しました。

出世して管理職や役員になる以外にも、エキスパートに転向する、転職する、副業する、独立する、起業するなど色んな選択肢が一般的になってきました。

出世以外にも収入を増やす手段があるのなら、不利な状況で無理やり出世を目指すよりも、来たるべきタイミングで大きく収入を増やせるよう市場価値を上げる事に時間を使ったほうが良いのかもというのが個人的な見解です。

そういう考え方に至ったのは、子育てにコミットしながら出世を目指すのが険しすぎると実際に感じた前述の体験からです。

繰り返しになりますが僕は1人目の子供が生まれてから約2年間毎日定時帰りしていました。

毎日定時帰りする人など当時は皆無で、このスタイルだと出世は難しそうだなと考えた結果、当時の僕は出世は諦めて市場価値を上げる方向に舵を切ることを決めました。

残業は一切せず、その代わり子供が寝た後の22〜24時の約2時間はWebマーケとプログラミングの学習をすることにしました。

また、業務でも目立つ仕事で成果を出す事より、Webマーケやプログラミング関連の雑務を拾いまくり経験を積むことを優先しました。

その結果、しばらくは低空飛行が続きましたが、異動のチャンスを掴み取りキャリアチェンジに成功したり、数年後には副業でも収入を得られるまでになりました。

この経験から働く時間に制約がある中で出世を目指すより、市場価値を上げることにコミットしたほうがこの期間はよほど道が拓けるなと実感したのです。

ワーママさん・ワーパパさんの中には時間的制約が原因で不遇な状態にある方も多く、そんな方々のお役に立てればと思い、自身の体験談を中心に記事を書いてみました。

何か1つでもキャリアに悩む方のヒントになれば幸いです。

なお、本記事のテーマである市場価値をあなたは把握されていますか?自分の市場価値が解らないという方は『ミイダス』というサービスで簡単に調べることが出来るので是非調べてみて下さい。

参考 : ワーママ・ワーパパのキャリアに関連する記事

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