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『営業職のストレスが我慢の限界だ!』『もう辞めてやる!』と思っている方に向けて書いている記事です。
私はキャリアコンサルタントとして過去に1,000名以上の転職相談に乗ってきましたが、営業の仕事が好きになれずに苦しんでいる人がかなりと多いと感じていました。
少なくとも【ずっと営業の仕事を続けたい】と考えている方に、あまりお会いしたことがありません。
営業の仕事をずっと続けていくのはしんどいと考えている方に向けて、
営業職を辞めたいと思った時の対処法
営業職からキャリアチェンジする方法
について、実際に営業職からキャリアチェンジした経験をベースに具体的に解説します。
それでは、さっそく見ていきましょう。
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営業職が『向いていない』『つらい』『辞めたい』と思うのは甘え?不満やストレスの原因は?
営業の仕事は、ストレスが大きいので1度や2度は『営業を辞めたい』と思ったことがある方も多いのではないでしょうか。
実は、私もそのひとりです。
Twitterで検索してみると、
ずっと痛い。
俺やっぱり営業向いてないし、辞めたい。
他の部署ならつとまるというものでもないが、今のこの会社なら、経験値積む必要は有っても、社長と専務以外のポジションは勤まるだろう。品保が修行がいりそうだけど。— damerirman (@damerirman) 2019年6月6日
営業が辛い、仕事辞めたい、その前に。 https://t.co/qRRgBcu5jc :アラタナ aratanaさんから #営業 #セールス
— 営業脳 (@Eigyo_No1) 2019年6月6日
就活前ワイ「はァ〜仕事するなら営業職はヤだなァ〜。」
就活中ワイ「はぇ〜。若しかしたらワイにも営業職が務まるかもしれないンゴね…。やってみなきゃ分かんないし営業職就いたろ^^」
現在ワイ「営業職辞めたい。」
— はぎ中 (@osirukonondehu) 2019年6月4日
仕事の事考えると吐き気と心臓の鼓動が早くなるのどうにかしたい、、
営業職してるから毎日のように
「今日は取れるかな・・・」っていうプレッシャーにやられる、、
プレッシャーに弱いので早急に仕事辞めたい・・・— ∞もも∞🍊 (@hryu1234) 2019年4月21日
たくさんいますね…笑。
営業辞めたいなんて甘えなんじゃないか…と考える人もいらっしゃるでしょうが、これだけたくさんの方が『営業職を辞めたい』と考えているのです。
ではなぜ、多くの人が営業職を辞めたいと考えるのでしょうか?
その理由を具体的に見ていきましょう。
原因① : ノルマを追いかけ続けるのに疲れる瞬間がいつか必ず来る
営業職には、目標やノルマが必ずといっていいほどついて回ります。営業成績が好調なときには楽しいかもしれませんが、ずっと好調というわけではありません。
数字が悪いとき、皆さんはどんな気持ちになるでしょうか?厳しい会社であれば、目標数字にたどり着かないプレッシャーや上司からの厳しい叱責も出てくるでしょう。
毎月営業目標に追われ続けると、いつかは心身共に疲れきってしまう方が多く、営業職を辞めたいと考えてしまうようです。
原因② : 営業職はキャリアパスが限られているため、将来が常に不安
営業職のキャリアパスはかなり限定的です。管理職コースかスペシャリストコースの2つしか基本的にありません。
管理職コース
営業担当者から課長=>部長=>役員へといった形で営業畑での昇進を果たしていくコースです。同一会社内で昇進していくケースもあれば、転職をして役職を高めていくというケースもあります。営業職ではこれがもっとも多いキャリアパスと言えます。
スペシャリストコース
部下などは持たずに営業の専門家として退職するまでずっと営業担当者であり続けるというコースです。外資系のIT企業・保険会社あたりでは、このキャリアパスは一般的です。トップレベルの営業担当者になると、その年収は数千万円となることもあります。
というのも、いずれは企画・マーケティング・人事などへのキャリアチャンジを考えているという方が多いのが営業職の特徴の1つだからです。
営業職の限定的なキャリアパスだと、将来不安を感じる方が多いようです。
原因③ : 訪問型営業の仕事はテクノロジーの進化でこれから確実に減っていく
営業というと訪問型の営業を第一想起する人が多いですが、テクノロジーの進化によって訪問型の営業の仕事はこれからどんどん減ってきています。
実際に、2020年「なくなる仕事」でも上位にランクインしています。
出典 : 現代ビジネス「2020年なくなる仕事」
将来仕事が減っていくであろう分野のスキルを磨いても市場価値が上がっていくことはなく、そのスキルしか保有していないと将来仕事に困るかもしれません。
商品やサービスの購入はリアルからネットにどんどん移り変わっており、この流れは今後も加速するでしょう。
そんな時代背景もあり、徐々に訪問型の営業職のニーズは減っていくと予想されているのです。
これでは営業職を続けることに不安を覚えても仕方ありません。
営業職のストレスが限界。『辞めたい』と思った時の対処法
次は、営業職を辞める前に試してい欲しい対処法を解説します。
対処法を解説する前に、1点だけ。
『もう我慢の限界』と感じている人は迷わず辞めるなり転職するなりしてください。
対処しているうちに心や身体が病気になってしまっては取り返しがつかないからです。
私自身が我慢しすぎて、病気に近い状態になった経験があるので、この点は強くお伝えします。
なお、『転職できるか不安…』という方も多いと思いますが、そんな方はまず第一ステップとして、ご自分の市場価値を知ることから始めてみてはいかがでしょうか。
市場価値については、『ミイダス』で簡単に調べることが可能です。
営業職を辞めたいと思った時の対処法は、大きく3つに分かれます。それぞれ詳細に見ていきましょう。
対処法① : 営業職の仕事でストレスになっている原因を取り除く
1つ目は営業職特有のストレスを取り除くことです。
人によって感じ方に違いはありますが、営業職はストレスを感じやすい職種の代表格です。
では、実際に営業職の方はどんな事にストレスを感じているのでしょうか?
営業職の知人複数名にインタビューしてストレスの原因を聞いてみました。
- 営業ノルマがプレッシャーと感じる
- 商品・サービスに魅力がなく、顧客に勧めにくい
- テレアポで断られ続けたり、罵声を浴びせられたりする
- 顧客から無茶な要求をされる
- 顧客・上司・他部署など、関係者が多く板挟みになりやすい
- 仕事量が多いため、残業も多くなりがち
- 休暇が取得しづらい
- 休日でも携帯電話に連絡が入りやすい
個人の性格や職場によって、ストレスの種類や程度は異なりますが、ご自身がどんなことにストレスを感じて営業職を辞めたいと感じているのか考えてみてください。
どんな事にストレスを感じているか特定できたら、次にストレスの原因を取り除く方法がないか検討してみましょう。
例えば、【3.テレアポ】にストレスを感じていたとします。
上記のストレスを取り除くためには、テレアポ以外の手法で営業リードを獲得できれば良いわけです。
少し調べてみると、昨今BtoBマーケティングという言葉が注目を浴びており、テレアポ以外の手法でリード獲得する方法が色々出てきていることがわかると思います。
テレアポ以外の手法でも成果さえ残すことができれば、テレアポをする必要はなくなりますよね?
このように、ご自身が感じるているストレスを言語化し、解決策を検討することで営業職を辞めなくても状況が改善されることがあります。
対処法② : 自分に合った職場に転職して、営業職を続ける
2つ目は、営業職自体は続けるものの、自分にあった職場に転職する方法です。
特に営業代理店など環境が厳しい会社にお勤めの場合、営業職を辞めなくてもご自身に合った職場に転職するだけで、ずいぶんと気持ちが楽になる場合があります。
私は前回の転職では、営業職を辞めたいと思って転職活動していました。が、紆余曲折あって現在勤務している会社に営業職として転職しました。
しかし、転職してからは営業職を辞めたいと思わなくなりました。
理由は、営業が無理やりにでも売って、業績目標を達成するという風潮がまったくなく、押し売りする必要がなかったからです。
押し売りしても短期的に売上は増加するものの、必ずクライアント離反が起き、長期的に見ると売上は減少していくということが上層部含めて、共通認識になっていたため営業活動がとてもやりやすかったのです。
つまり転職前後の会社で、【営業スタイル】や【顧客への向き合い方】が大きく違ったのです。
転職するまで、自分は営業に向いていないと思っていましたが、実はそうではなく、前職の営業の仕事が向いてなっかっただけだったのです。
私のように所属企業の営業スタイルが合わない場合、自分に合った会社に転職するだけでストレスを感じにくくなります。
なお、同職種(営業職→営業職)への転職には、転職スカウトサービスがおすすめです。
既に営業職のキャリアがあるため、転職のスカウトが届きやすいためです。
転職を検討される場合は、一度『ビズリーチ』と『リクルートダイレクトスカウト』に登録してどんな企業からスカウトが届くか試してみてください。
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対処法③ : 営業するのは今だけと割り切り、キャリアチェンジのため準備期間に充てる
3つ目は、キャリアチェンジするための準備期間に充てる方法です。
営業経験しかない場合、キャリアチェンジするのは容易ではありません。
20代などの若手であれば、営業以外の経験がなくてもポテンシャルが評価されて、キャリアチェンジが叶うこともあるかもしれません。
しかし多くの場合、キャリアチェンジするなら【社内異動】するにせよ【転職】するにせよ、スキルのとっかかりが欲しいところです。
近頃は営業職からキャリアチェンジされる方も多く、スキルや知識を習得する方法が色々あります。
プログラミングスクールに通うも良し、独学してクラウドワーカーとして経験を積むも良し、資格取得に励むも良し。
自分に合った方法でスキルや知識を蓄え、キャリアチェンジの糸口を見つけるのです。
私の場合は、Webマーケ職へのキャリアチェンジ希望していたので、独学したり自分でサイト構築して集客してみたりしているうちに社内異動の話が来て、キャリアチェンジが叶いました。
参考までに、私の知人で営業職からキャリアチェンジした事例がある職種一覧をメモとして載せておきます。
- マーケティング
- 事業企画
- 商品企画
- コンサルタント
- エンジニア
- ライター
- デザイナー
- 人事
- 総務
- 経理
- 法務
営業職からキャリアチェンジするには、転職と社内異動のどちらがおすすめ?
キャリアチェンジを希望する場合、【転職】と【異動】どちらが好ましいか?と聞かれることが多いですが、私は【異動】をお勧めしています。
理由は単純で、キャリアチェンジできる可能性が転職よりも高いからです。
社内だとキャリアチェンジを希望する職種のスキル以外に、営業としての成果・人柄・社内人脈など色んな部分で加点してもらえます。熱意を持って異動したい旨を伝え、自己研鑽に励んでいれば意外とキャリアチェンジ出来ちゃったりすることもあります。
しかし、会社によってはジョブローテーションに積極的でなく、未経験職種への異動は難しいケースもありますよね。
どうしても社内異動が叶わない場合、今すぐにキャリアチェンジしたい場合に初めて転職を考えるべきでしょう。
しかし転職では、どうしてもその職種に関する専門知識やスキルで評価されますし、経験者と比較されたりするのでキャリアチェンジの難易度が高いです。
そういう背景もあり、未経験職種に転職できるのは20代までのケースが大半です。
30代であれば、独学で専門知識を身につけている、副業で経験がある、資格を持っているなどの何かしら親和性を示すことができないとなかなかキャリアチェンジは難しいでしょう。
営業職を辞める『メリット』と『デメリット』について
最後に、営業職を辞めるメリット・デメリットにも触れておきます。
営業職を辞めるともちろんストレスから解放されるなどのメリットもありますが、デメリットもありますのできちんと理解した上で決断しましょう。
休暇を取得できたり、残業が減ったりしてプライベートな時間を確保することができる
キャリアチェンジした職種にもよりますが、専門性が身につき市場価値が上がるケースもある
キャリアチェンジすることで未経験からのスタートとなるため、出世が遅れる
未経験の職種に慣れるまで、営業職時代とはまた別のストレスがかかる
手当がなくなったり、出世が遅れたりなど金銭的なデメリットが発生するケースも多々あるため、ご結婚されている方はご家族に相談した上でキャリアチェンジするか決められることをおすすめします。
メリット・デメリットなどもありますが、一番問題なのは、辛くて辛くてたまらないのに我慢し続けることです。
我慢し続けた結果、病気になったりすると取り返しがつきません。
そうなる前にキャリアチェンジや転職などを検討してみてください。