freeeで確定申告する手順まとめ。副業でも確定申告は必要です

こんにちは!転職エージェントナビ編集長のしぶたく(@shibutaku_024)です。

先日、初めての副業の確定申告を終えました!

確定申告の申告書作成自体はそれほど大変な作業ではなかったのですが、事前準備含めて解らない事が多く、調べるのにはかなり苦労しました。

そもそも確定申告って何?

副業でいくら稼いだら確定申告する必要あるの?

確定申告ってどうやってやればいいの?具体的な手順は?
などなど。

私は本を読んだりネットで調べたりして何とか自分で申告を済ますことができましたが、それを面倒だと感じる方も多いと思います。

よって、この記事では調べるのに苦労したポイント以下3点を中心に解説していきます。

・確定申告とは何かを理解するために調べたこと
・副業でいくら以上稼ぐと確定申告が必要になるのか
・具体的な確定申告の方法/手順

この記事は、初めて副業の確定申告をされる方向けに書いています。

最後まで読んで頂ければ、ご自身が確定申告をする必要があるのかと、実際に確定申告をする流れがイメージ出来るようになります。同じ会計ソフトを利用されている方だと、手順書的にご利用頂くことも可能だと思います。

注 : 私は『会計ソフトfreee』のスタンダードプランを利用しています。その前提で読み進めて頂きますようお願いします。

そもそも確定申告って何?年末調整とどう違うの?

まず、【確定申告】とは、フリーランスや副業をしている個人事業主が、1年間の所得を自分で計算・申告し、納税するまでの一連の作業のことをいいます。

一般的に皆さんが【確定申告】と呼んでいるのは、【所得税の確定申告】のことを指すケースが多いです。

所得に応じて支払う税金は【所得税】と【住民税】の2種類ありますが、所得税の確定申告をすれば、その申告内容に基づいて地方自治体が住民税を試算してくれるため、住民税の確定申告の手続き自体は不要です。(地方自治体の試算した金額を納税する必要はあります)

会社員の場合は、会社が納税作業を代行してくれるため確定申告の必要がありません。その代わりに、毎年12月頃に【年末調整】をしますよね?

確定申告と年末調整は似て非なるものなので、違いをしっかりと抑えておきましょう。

確定申告
フリーランスや副業をしている個人事業主が、1年間の所得を自分で計算・申告し、納税するまでの一連の作業(前述のとおり)
年末調整
会社があなたの1年間の『給与所得』を確定し、おおまかに天引きしていた税金を年末に計算し直して還付・または徴収すること

年末調整をしいてるから確定申告はしなくて大丈夫!とお考えの方もいらっしゃるようですが、会社以外からの収入がある人は、原則として確定申告をしなければなりません。

では、どれくらい稼ぐと確定申告が必要になるか、次の章で詳しく見ていきましょう。

副業で確定申告しないといけない金額はいくらから?

『副業で所得(売上-経費)が20万円以下なら、確定申告をしなくてもいい』

副業をやっている人であれば、一度は聞いたことあると思います。

では、実際にいくら以上稼ぐと確定申告をする必要が出てくるのでしょうか?税理士の大河内先生によると、

とのことです。

このツイートは副業ではなく仮想通貨に関する内容ですが、副業でも同じです。

仮想通貨でも副業でも所得が20万円未満で申告が不要なのは【所得税】の申告のみで、【住民税】は別とのことです。

特に注意が必要なのが、住宅ローン・医療費・ふるさと納税など控除を目的に確定申告するケースです。

上記のように副業以外で確定申告をする場合、たとえ20万円以下だったとしても副業所得が1円以上ある場合は申告が必要で、不要と思い込んで申告を怠ると、脱税になってしまうようなので注意が必要です。

freeeで確定申告する具体的な手順まとめ

続いて、副業の確定申告を実際に私がやった手順をご紹介します。

以下は、あくまで私のケースなので、ご自身の状況に置き換えて読み進めてください。

ちなみに私の場合、事前準備として収入・支出データを事前に登録しておいた事もあり、確定申告書類の作成自体は3〜4時間で終わりました。

事前準備編 : 収入・支出データの登録

申告書作成の前に、事前準備として副業での収入(売上)と支出(経費)をデータ登録する作業が必要です。

私の場合、確定申告のタイミングでレシートを引っ張り出したりしてデータ登録するのが嫌だったので、定期的に『freee』に収入・支出のデータ登録を行っていました。収入は月初に登録し、支出は発生する度にレシート撮影機能で登録するといった具合です。

確定申告のタイミングでまとめてデータ登録する事も可能ですが、漏れたり、重複登録してしまう可能性が高まるため、月1ペースくらいで収入・支出のデータ登録しておくことをおすすめします。

freee』にはレシート撮影機能の他にも銀行口座連携・クレジットカード連携含めて色んな便利な方法がありますが、副業の場合手動でも十分なので、手動でデータ登録する手順の動画を参考までに貼っておきます。

確定申告の全体像・流れの把握

確定申告の流れはこちらの動画を見れば、イメージ出来ると思います。約2分の動画で確定申告の大まかな流れが把握出来るので必ずご覧ください。

確定申告とは、要は確定申告に必要な書類を作成し、書類を税務署に提出し、納税をするという一連の流れのことを指すのですが、皆が『大変だ!』『面倒だ!』と言っているのは確定申告書類を作成する作業のことです。

私の場合、青色申告でしたので、必要な書類は以下の2つでした。青色申告と白色申告の違いが解らない方はこちらの記事が参考になります。

・確定申告書B(国税庁HPにあるサンプル)
・青色申告決算書(国税庁HPにあるサンプル)

サンプルを見ると、経理経験がない限り自力で作成するイメージは沸かないと思います。笑

なので、皆さん有料で税理士さんに依頼したり『freee』のようなツールを使うようですね。

私の場合、『freee』を使いましたが、動画の通り直感的なUIで【はい】or【いいえ】に答えたり、情報入力していくだけで申告書と決算書を作成することができ、感動するレベルで便利でした。

ちょっと前置きが長くなってきたので、実際の申告書作成の流れを見ていきましょう。

確定申告書作成Step1 : 基本情報の入力

最初のステップは基本情報の入力です。

特別難しい項目はなかったので、5〜10分程度で入力出来ると思います。入力項目はMEMOに載せておきます。

MEMO
・あなたのお住まいの住所を入力しましょう
・2020年1月1日時点で住んでいた住所を入力してください
・お近くの税務署を選んでください
・あなたの情報を入力しましょう(氏名、性別、生年月日、電話番号、世帯主との関係など)
・お仕事の種類を選びましょう
・提出する申告書を選びましょう(青色申告or白色申告)
・申告書について入力しましょう(申告書の提出方法)
・開業日や屋号を入力しましょう

私の場合、申告書の提出方法だけやや迷いましたが、税務署が徒歩圏内であること、e-taxで提出するには『マイナンバーカード』と『カードリーダー』が必要とのことですが手元になかったので、税務署に直接提出に行くことにしました。
※来年はe-taxにチャレンジしようと思っています。

なお、申告書の提出方法は3択で、直接提出、e-tax、郵送の3つです。

確定申告書作成Step2 : 収支と控除周りのデータ登録

次は、収支と控除周りのデータ登録です。

項目が多いので大変そうに感じますが、太字部分が副業で確定申告する上で重要な項目です。

MEMO
・2019年の収入と支出をすべて入力しましょう
・地代家賃を入力しましょう
・会社から給与を受け取りましたか?
・源泉徴収されている事業所得、不動産所得はありますか?
・雑所得、配当所得、一時所得はありますか?
・株式の取引はありますか?
・FXの取引はありますか?
・仮想通貨の取引はありますか?
・仕入れた商品の中に在庫がありますか?
・仕事とプライベートで兼用しているものはありますか?(家事按分)
・税理士や弁護士などに報酬を支払いましたか?
・前年度に損失を繰り越しましたか?
・養っている配偶者はいますか?
・子供などの扶養家族はいますか?
・病気等で病院に行ったり、医療用の市販薬を購入しましたか?
・生命保険に加入していますか?
・地震保険に加入していますか?
・国民年金に加入していますか?
・国民年金基金に加入していますか?
・国民健康保険に加入していますか?
・その他の社会保険料を支払っていますか?
・ふるさと納税などの寄附をしましたか?
・小規模企業共済や企業型・個人型年金等の掛金を支払っていますか?
・過去10年以内に住宅ローンを組んでマイホームを購入またはリフォームしましたか?
・税務署から予定納税額の通知書は届きましたか?

※ご覧の方の中には、医療費やふるさと納税の控除を受ける方、株式・FX・仮想通貨などの申告が必要な方もいらっしゃると思いますが、この記事は副業の確定申告に特化しているため、それ以外の説明は割愛します。ご了承ください。

さて、商品の在庫・配偶者有無・子供などの扶養家族の項目を個別事情が高いので、それぞれで入力して頂くこととし、太字の重要な項目のみ順番に解説していきます。

【2019年の収入と支出をすべて入力しましょう】

この項目は、事前準備編でお伝えした内容です。

事前にデータ登録していれば、漏れや重複したデータがないか確認するだけで完了です。

意外と重複登録してしまっていたりするので、同じ日に同じ金額のデータを登録していないかという観点で見ると重複を発見しやすかったです。(私は2件重複登録があり、修正しました…)

【地代家賃を入力しましょう】

副業をしていて賃貸に住んでいて、且つ自宅で作業されている場合は家賃や管理費の一部を経費にすることが出来ます。

家賃や管理費の『支払先』と『支払先住所』の入力が必要になるため、【賃貸契約書】がお手元にあると入力がスムーズだと思います。

【会社から給与を受け取りましたか?】

副業している方は特別な事情がない限り全員YESの項目です。

以下3つの項目が必須入力です。源泉徴収票を見ないと記載できない内容なので、お手元にご準備ください。

必須項目
・支払金額
・源泉徴収税額
・支払者の氏名 又は名称

【源泉徴収されている事業所得、不動産所得はありますか?】

私の場合は『いいえ』を選択するだけの項目でしたが、クラウドワークスとかランサーズ経由でライティングなどの案件を受けている場合、源泉徴収された事業所得になるケースがあるようです。思い当たる方は、明細を確認しましょう。

【仕事とプライベートで兼用しているものはありますか?(家事按分)】

自宅兼オフィスや副業でも利用している携帯電話など、事業用とプライベート用の両方に該当する支出は、事業利用分を経費として計上できます。 ここで事業利用比率を指定することで、正しく経費に計上できるので入力しましょう。

家事按分って何ぞ??となった方はこちらの記事が解りやすいので参考にしてください。

【生命保険に加入していますか?】

生命保険に加入されていない方は読み飛ばして頂いて問題ありません。

一般の保険会社に生命保険料などを支払っている場合は、その金額に応じて税金の一部を免除できます。

しかし、副業の方は会社の年末調整で生命保険料控除を受けている方がほとんどだと思いますので、追加入力せず保存ボタンを押してください。

以上が収支と控除周りのデータ登録で重要なポイントの解説でした。

確定申告書類の確認・提出

いよいよ、申告書類が完成に近づいてきました。

この時点で9割型完成しているといっても過言ではないでしょう。

何故なら、収支と控除周りのデータ登録の項目まで入力が完了すれば、入力情報を基に『freee』が自動で確定申告書類を作成してくれるからです。

では、ここからの細かい流れも以下にまとめましたので確認していきましょう。

STEP.1
申告書類の確認
申告書類一覧項目の【申告書をPDF出力するボタン】をクリックすると出力される『確定申告書B』と『青色申告決算書』の内容に間違いないか確認する
STEP.2
住民税の納付方法を選択
『給与から天引き』『自分で納付』のいずれかを選択します。副業を勤務先に知られたくない場合は『自分で納付』を選択してください
STEP.3
申告書の支払い方法の選択
税務署、銀行窓口、コンビニ、クレジットカード、銀行口座引き落としのいずれかを選択します
STEP.4
申告書の印刷
提出日を入力して申告書を印刷をします
STEP.5
申告書に追記
確定申告書と青色申告決算書(1枚目)に押印し、マイナンバーを記載をします
STEP.6
添付書類を用意
マイナンバーカード、もしくは通知カード + 本人確認書類の写しを添付します。意外ですが、経費の領収書提出は不要です。(領収書は保管義務がありますの保管は必要です)
STEP.7
税務署に提出
STEP1-6で準備した書類を持って、税務署に提出しにいきます。初めてだと何か指摘されたらどうしよう…と心配かもしれませんが、ただ書類を提出するだけで終了します。内容の確認は後日だそうです。
STEP.8
納税
STEP2で選択した方法で納税します

これで確定申告は完了です!

この記事を読みながら確定申告書類を作成された方、お疲れ様でした!

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